機関誌マラソン第25号締切は8/3正午

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機関誌マラソン第25号

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  1. 機関紙マラソン25
    株式会社サキカワ 久保貴啓

    ●第6回全国大会
    体験発表などをこれまで見聞きしてる中で、すごいなぁと思う方は沢山おられるのですが、その中でも素直に低頭し、実践されている方の話は、本当に勉強になりますし、すごい人間性を感じます。何度か落ち込まれて、気づきを得て、頑張られて最後には結果も残されています。
    素直であること、謙虚で実行力のあることは、簡単なようで難しい。でも、自分をしっかり見つめる目や背負ってるものの大切さを理解している人は、それだけで経営者として魅力あるんやなぁ、ドラマがあるんやなぁと思います。

    オートガラス株式会社 大畑憲塾生
    さすが最優秀賞という内容でした。とても心に染みる参考になるお手本のような発表でした。問題点に気づき、それを何とかしようと求めることで答えは出てくること。経営十二箇条の強い意志や常に創造的な仕事をする。を実践している結果だと思います。
    発表の後半で従業に対しての採用の基準や雇ってからの合宿などの話は感心しました。雇う基準も大切だと思いますが、本当に大切なのは、育てること、心を込めて伝えて接することだと教えていただきました。その答えが出たのも励みになったと思います。
    私事ですが、先日、誕生日を迎えた私に、従業員みんなが事務所に集まりサプライズの歌とケーキをプレゼントしてくれました。会社に入ってから、誕生日を祝ってもらったというか、おめでとうの一言ももらえたことなかったので、本当に嬉しかったです。実は、一年前から、一人で従業員の誕生日にはプレゼントとお祝いの言葉をずっとしてきたのです。そのお礼を答えをもらった気がして、涙が止まりませんでした。コロナの最中にとても良い気持ちにさせてもらいました。些細な事でも、こうして答えが出ることにより…また前を向いて!さらに難しいことに挑戦しようと思わせてもらえるのは素敵ですね。
    八頭司塾生の発表では、何度もピンチや気づきをされ、その度に大きく進まれておられます。簡単に話されているように聞こえましたが、もっと深く知りたいと思いました。大きな成功を収められたのももっと大きな苦労があるように感じました。最後の質問の返答の人材が、どう育つのか?で数字に答えられるか?人を使えるか?そして、熱心さ。勉強になりました。参考にします。
    ●特別公演 伊藤謙介社長
    塾長が、社員を集めてわかるまで話す。熱意や魂が伝わるまで話す。お客様でのやりとりを挨拶するところから話をさせる。僕の知っているワキ製薬の脇本社長を思い出しました。脇本社長が、塾長の真似をされてるのか自然とそうされてるのかはわかりませんが、私自信、脇本社長のされてることを聞いてすごいなぁと思っては見るものの自分にはできないと思っていたのは、僕自身に熱意が足らないと思いました。塾長の教えを若い時から実体験として学ばれ共に歩いてこられ、経営者になるのはとても羨ましく、プレッシャーもあったと思いますが、読んでみてなるほど塾長の生まれ変わりのように同じことを同じ意識で持っておられると感じました。
    そして、おそらく死ぬまで塾長の下で働かれていたと同じようにされていくのだなぁと思いました。 
    ●経営体験発表 田島治子塾生
    堺に生まれ育つ私には、興味津々で読ませてもらいました。何度かお世話にもなり、引越しといえば、サカイ引っ越しセンターが1番に頭をよぎります。そんなサカイ引越センターの始まりからの歴史を知ることができたことだけでなく、盛和塾に所属された先輩塾生であったことも、嬉しかったです。
    段ボールを無料でもらったことも、何となく覚えていて、コマーシャルも今でも鮮明に覚えているほど印象的なモノでした。あの言葉に塾長の言葉が参考になっていたとは…驚きです。警察の捜査の中で、塾長から心配の電話をもらえたってエピソードもとても羨ましくもあり、自分がもしそうなったとしても警察より塾長と話す方が緊張するなぁ笑と思ってしまいました。
    不思議な話ですが、雲の上のような会社や経営者の話も、こうやってマラソンを通して体験発表を読み知り得ることで、どんな代表者もそれぞれの悩みはいつも自分と従業員との関係や経営を続けていく中での苦しみや気づきなのだと改めて理解できました。そして、それを乗り越えて将来生き抜くためには、塾長の教えを真っ直ぐに取り組むことなのだと感じました。

  2. 機関誌 盛和塾 第25号  【 岸 克行 】

    『特別公演』【退路を断って経営に打ち込む姿勢を学ぶ】京セラ(株)伊藤社長
    “思いというのはエネルギーだ。しゃべっているとエネルギーは移転する。“と松風当時から何時間も部下を集め、皆がわかりましたという顔をするまで話をされていたとありました。当時は寝る暇もなく忙しかったとされており、その時期にです。言霊といわれるように、言葉には魂があり、塾長は魂を伝えることを目的とされていました。
    部下に報告を求めるときは、詳しくプロセスの説明を求め、結果云々より、個別プロセスを指導することと、判断基準を塾長の域に達するまで高めたうえで、仕事を任せる気持ちだったとされています。
    思うだけでも、気の遠くなりそうな情熱量です。自分がかっての部下にそこまで真剣に向き合ったかといわれると大変恥ずかしい思いがしました。

    『経営体験発表』
    ・オートガラス(株)大畑塾生
     以前にも発表いただいた大畑塾生。前回の質問に対する塾長の回答は、①低価格化は当たり前なので、徹底して安い品を自分の足で全国を回って探す。②多店舗化を図る前に、店舗ごとの損益計算ができる管理会計を導入すること③多店舗化に欠かせないのは人材で人材育成ができる片腕が必要。ということでした。
     採用後に自宅に合宿させて1対1で1週間指導されています。真似しようとも真似ができない素晴らしい善行です。納得の最優秀賞でした。

    ・マルマツセムグループ 八頭司塾生
     急激な拡大でつまずき失敗し退場を余儀なくされた経営者は多くいらっしゃいますが、八頭司塾生は立ち直られました。ここで、自分の一人芝居と気づき、社員と信頼関係に心血をそそぐという方向に向かわれたのは凄いことだと思います。先代の番頭たちが部長、若手社員をつれて独立し、当社に刃を向けてくるという、従業員不信に陥りがちなときなので、なおさらです。
     
    ・才門建設(株) 才門塾生
     冒頭、日常の仕事を通じて築き上げていく人間関係に価値が生じるところに事業の真髄がある…とあります。どういうことだろうと思い読み始めました。
     二代目としてレールの上をスイスイ進んでこられた人ではありません。駆け落ちして勘当、息子には絶対会社を継がせない、会社にも戻さないと公言されている父の会社に、丁稚のような形で入社し、懸命に働かれました。丁稚入社が良かったのです。後日、建設業界や会社の過去の常識や習慣にとらわれない改革を実行されますが、才門塾生なら説得力があります。ボンボンルートでやってきた二代目では、ほぼ失敗されることです。
    お父様が操業された時の社是を改めて、新鮮に思われていることを嬉しく読みました。

    ・株式会社レッグス 内川塾生
     販促の仕事は本当に地味で過酷な仕事だったと改めて思いだしました。信じて行動すれば少しずつ本物になるという行動力に賞賛いたします。

    ・(株)夢や
     以前にも機関誌に登場されていました。メーカーの原価で出荷するという破天荒、いや暴挙ともいうべき価格体系で良く事業が継続できているもんだと驚きの念を禁じえません。逆にこのようなマーケットには参入しても事業収益が期待できないと参入障壁になったのかも知れません。
     夢の事業を継続するには、計数管理能力が必須です。

    ・(株)ダイモク 松中塾生
     若き日、商才に富んだ松中塾生が颯爽と創業され、業績を拡大されてきた様子がわかります。この過程で、創業10年で52億円の売る上げ目標を達成し社員の力で業績を伸ばすということに初めて意識されました。自分に商才のある人に限って、組織的に取り組む意識は弱いものですが、そこが松中塾生の凄いところです。

    ・(株)サカイ引越センター 田島塾生
     以前登場された時の感想分には記していませんが、当社へは苦い記憶があります。結婚後、アパートからマンションに引っ越した際に、依頼したのが当社です。すべて梱包をしてくれるサービスを申し込んだのに、当日我が家にやってきたトラックは、荷造りがまだなのかと驚いている様子でした。営業マンのミスなのでしょう。当時昭和の終わりに成長過程にあった会社は、優秀な社員の確保が難しかったのでしょう。以後、2回引越しを経験していますが、営業マンの資質をじっくり面談しながら業者選定をしています。
     当日は激怒していましたが、おやっと思うところもありました。最後は近隣のトラックが終結して夜遅くまでかかりましたが、何とか当日中に引越は完了しました。中でも、ヘルプに来ていた運転手の方がいんしょうてきでした。いかにも族出身のようなひとでしたが、「我々は、リーダーからエエ仕事をするようにと言われています。」と朴訥ながら懸命に取り組んでくれていたのを思い出しました。こういう人を鍛えて育てられているのだと感じました。
     最後は発表内容と関係なくなりましたが、オートガラス大畑社長の取組みを思い起こしました。

     今回も大変勉強になり、誠にありがとうございました。
    以上

  3. 盛和塾25号 ワキ製薬(株)脇本

    今号の盛和塾は神戸で開催された第6回の全国大会の模様が掲載されておりました。
    先輩塾生皆さんの経営体験発表には稲盛塾長から学んだ経営哲学が溢れており、非常に勉強になったとともに、自分の経営の仕方を改めて反省させられる箇所が非常に多くあったのが特徴的でした。

    オートガラス株式会社の大畑社長のお話には、倉吉での初の営業所展開のお話にあったように、誰もが儲からないとサジを投げたにもかかわらず、果敢に挑戦された姿が印象的であったことにプラスして、業界特有のルールを破って、恩師や同業他社から反対されながらも進めるという売上拡大重視の経営が、塾長の教えを受けて間違っていたことに気づかれて、そこから真の経営者を目指されたというお話には素晴らしいものを感じました。
    私自身も塾長の教えによって、決算書が読めずに何が経営者か!という言葉に触発されて、決算書を読めるように独学ですが学びました!
    やはり経営とは、大畑社長がおっしゃるように、まずは社長が本物の経営者になることこそが基本なのだと改めて感じました。損益計算書や貸借対照表をきちんと読み解くことができてこそ、次の一手を打てるのだと思います。
    そうした細かい数字を見つつ、人も大切にするという経営スタイルこそ、経営の王道だと改めて学びました。
    採用基準も明確にされ、挨拶から丁寧にする、まさしく人としての根本を大切にされた経営に変化されたことで、周囲の人たちも変わっていったのだと感じました。
    塾長が常におっしゃるように、経営は、まず経営者の心を変える、そうすると自然と周囲も変わる、それを実現された良い実例であるな、と非常に勉強になりました。

    次にマルマツセムグループの八頭司会長の体験発表も非常に勉強になりました。
    経営も非常に上手く行っており、業績はどんどん伸びる、そんな中で自分は天才である!と自惚れていた、と自ら仰っています。
    確かに経営は上手くいくと誰もが天狗になってしまう悪魔のような誘惑が潜んでいます。自分自身を省みた時に、自分もこのような感覚に陥っていた時期があるな、と改めて反省させられたのと、今後もこういった慢心は絶対にしないようにと改めて心に誓う良い機会となりました。
    この八頭司会長のお話にも、やはり大畑社長と同じように人材育成についてのお話が書かれていました。
    やはり経営者の多くは、業績が伸びると、どこかで頭を打ち、その原因が人材によるもの、というお話が非常に多いような感触を受けます。確かに、まだ短いですが、私自身の経営者人生を振り返ってみても同じだな、と考えさせられることがあります。
    数字だけの経営では上手く行かないことを物語っているのだと思います。
    塾長だけでなく、例えば世界的に有名な経営者の皆さんは必ず人を大切にします。渋沢栄一扇も論語と算盤に書かれているように、数字と人間性が大切だとおっしゃっています。それだけ経営とは数字だけでなく、人が大きな経営因子だということをおっしゃっているのだな、と改めて先輩塾生の経営体験発表を拝読し感じた次第です。

    全国大会の特別公演として京セラの伊藤社長の講話がありました。塾長の代わりに話してほしい、という非常にハードルの高い依頼の中、伊藤社長のお話は、塾長のお側におられるからこその素晴らしい講話であったと感じています。松風工業から塾長と共に歩んでこられた伊藤社長のお話は、当時の苦労話や、塾長とのエピソードに溢れており、塾長の仕事にかける情熱と本気度、それにフィロソフィの大切さを改めて教えてくださったような気がします。30年を機にさらなる社員教育を徹底させるなど、長期にわたるビジョンで会社の未来を見ておられたからこそ、今の京セラがあるのだと思います。ただ塾長は常に、中長期的な計画は無意味だとおっしゃっていましたが、伊藤社長のお話を聞き、社員の未来を心配してこそのフィロソフィの完成だったのだと改めて勉強になりました。
    中には松下幸之助扇のお話も出てきましたが、ペンの置き方一つに対しても指示された、というエピソードを聞き、名経営者と呼ばれる方々たちのこだわりを垣間見た気がします。会社とは経営者の器により決まる、都最後に仰っていますが、まさしくその通りだと思います。塾長の仕事に対するこだわり、松下幸之助扇の細かい部分までのこだわり、そういった徹底するべきところは徹底して妥協を許さない心の強さが、あの大企業を作り上げたのだと改めて感じました。
    さて、後半の経営体験発表も皆さん、それぞれの人生と経営哲学を語っておられました。皆さん、各々に社員の大切さや、経営者としての心の持ち方について語っておられ、さすがに全国大会で発表される先輩塾生たちだなと改めて感じました。
    今号の盛和塾は、経営者としての心の持ち方や、社員との関係、社員の大切さを学べる良い一冊であったと感じております。

    次号も楽しみにしています!

  4. 機関誌「盛和塾」25号

    <オートガラス㈱ 大畑社長>
    塾長との質疑応答を通じて、自社の問題点を整理され、①社長が本物の経営者になっていない、②真の経営理念が浸透していない、③各営業所別に損益計算のできる管理会計システムになっていない、④社内におけるさまざまな基本の統一がシステム化されていない、⑤人材育成が不十分、ということに気が付かれました。
    このように自社の出来ていないところを整理され、早急に問題点の改善に手を打たれているところが本当に素晴らしいと感じました。
    また、人材の採用基準として、頭がいいとか何らかの資格があるとかは問題外で、それまでの生き方を反省してくれる人間であればいい。採用基準はそれだけというのも、本当に人を育てきる自身があるということの裏返しなのだなと思いました。
    そして、経営者に必要なのは「この人ならついていける」という感じを抱かせる、信頼感をもたせる人間力なのだとあらためて痛感いたしました。

    <才門建設㈱ 才門社長>
    才門社長の話の中に、宮沢賢治の「農民芸術概論要綱」の文章が紹介されています。
    ①正しく強く生きるとは、銀河系を自らの中に意識して、それに応じていくことである
    ②まず、もろともに輝く宇宙の微塵となりて、無法の空に散らばろう
    ③我々に要るものは銀河を包む透明な意志、巨きな力と熱である
    才門社長が仰っている通り、塾長の言葉と見事に重なっていると感じました。私も自分の心の中に常に置いておきたいと思います。

    <㈱レッグス 内川社長>
    「少しずつ自分が変わることで、社員が変わっていき、会社が変わっていくことを今実感しています」
    「私のように何もなかった人間でも信じて行動すれば、それが少しずつ本物になっていくような気がします」
    まさに私もこうありたいと願っています。

    <㈱夢や 高杉社長>
    利益が出ず塾長に教えを請う手紙を出した時の塾長からの返答として、
    ①値決めは経営なり。すなわち、まず値決めが問題だということ
    ②フランチャイジーからもらうロイヤリティの範囲内で、利益を生み出す合理的な指導システムを考えること
    ③経営というのは計数に強くなかったら絶対に駄目である
    と一方両断であったということ。
    また、「これらのことが分かったうえで、哲学とか心の問題を説いているのであって、経営のいちばん骨格となることがまったく分からないようでは話にならない。経営者というものは、数字がバッチリ読めなくてはいけない」と教えていただいたとのこと。
    ついつい心の話が中心になりますが、経営の基本、骨格、数字というものの重要性をあらためて私も教えていただきました。

    <京セラ㈱伊藤社長・退路を断って経営に打ち込む姿勢を学ぶ>
    「当時はまだ二十四、五歳だった稲盛から人生の話や仕事の話、働くことの意義などを、二、三時間は聞かされました」
    「稲盛は、当時から人間として何が正しいかということを常に言っておりました」
    まだ二十四、五歳の当時から、人生の話や仕事の話、働くことの意義、人間として何が正しいかを語られていたとのこと。ただただ感動いたします。
    「問題意識があるからこそ見える世界もあるわけです。それが稲盛が言うところの有意注意なのだと私は解釈しています」
    問題意識、感性がないと現場の改革はできないということ。
    「私は自らをのっぴきならない状態に追い込むことも必要だと思っています。逃げ場のない世界をリーダーが心の中に持つべきではないかと思います」
    「それは精神的にたいへん苦しい作業ですが、自分自身を断崖絶壁に追い込み、課題をクリアすることで自分自身も成長しながら、ひとつの進化が生まれると考えるのです」
    苦しい時こそ成長できると考え、前向きに頑張りたいと思います。
    「稲盛は常に、会社の業績というのは、経営者の器量によって決まるものだといつも申しておりました」
    「器量とは何ぞや。思い至ったのは経営を左右するのはやはり理念であり、その理念を形成するのは、人間として正しいことを追求する考え方であったように思います」
    さすが、塾長を人生の師と仰ぐ伊藤社長のお話です。人間として正しいことを追求する考え方こそが重要ということ。あらためて心に刻みたいと思います。

    <私の好きな言葉・顔施、瀬戸内寂聴>
    顔施とは、にこやかな表情で人に接するということで和顔施ともいうそうである。これも布施の一つとして、六つの行の中の行に含まれるなら、ありがたくこの行を心がけたいと思います。笑顔が行の一つとはいい話を聞きました。
    ありがとうございました。

  5. <『人中心』の組織作り>

    マルマツセム・セムグループさんの企業ホームページを拝見しますと八頭司会長の会長メッセージと、おそらくご子息であろう八頭司社長のメッセージが掲載されています。

    八頭司会長のメッセージは下記のとおりです。

    『創業以来、私たちSehmグループは、人中心、全員参加型の『逆三角形』の組織作りを進めてきました。組織のトップは、現場の第一線で仕事に取り組んでいる社員であり、社長や取締役などが、一番下で組織を支える。 現場の社員たちが(1)「組織のトップ」(2)「全員経営者」としての誇りと意欲を持ち、自ら考え、自ら判断し、自ら行動する。そして、自ら成果を味わうという、社風・企業文化を培ってきたからこそ、併せて大変な努力で各社社長始め、有能な人材が沢山誕生致しました。これからもこの環境風土なら、多くの優秀な人材が育ちます。 我らSehmグループは正に人材育成企業なのです。結果として、活力溢れる高収益の企業群が実現出来、「社員の物心両面の繁栄」と世の為、人の為に尽くすという存在感の高い企業グループ「アドマイヤードカンパニー」「アドマイヤードピープル」尊敬される、賛美される、会社と社員、という崇高な理想に、年々大きく前進しています。 』

    まさに体験発表で語られていた「人材育成の大切さ」を痛感されて以来、『人中心』の組織作りに全力を傾けられてきたことが良く判ります。

    また現社長のメッセージにも、『人中心』の考え方が色濃く語られています。

    『社員が最大の財産です。「人」が全てです。縁あってわが社に来てくれた人間をどれだけ幸せにすることができるか?どれだけ多くの人を幸せにすることができるか?それが私にとっての最大の挑戦です。100周年を迎えたときに、社員全員が「幸せ」と心から言えるような会社であること。それが私の夢です。』

    経営者2トップのメッセージのほぼ全てが社外ではなく、社内の従業員に対して語られていること。また、会長のマインドがそのままご子息である現社長にも受け継がれていることに、驚きと清々しさを感じます。

    そして、セムグループの経営哲学として、下記のように語られています。

    『企業の繁栄、人生の成功・幸福は宇宙の法則に因る。宇宙は絶えず進化・発展し、何億年も美しく存在している。これはこの宇宙で必要なモノは生成発展し、そうでないモノは淘汰されていくからである。つまりは人や企業も同じく、正しく努力する人は必ず報われ繁栄し、力を出し惜しむ人は退化衰退する。善い考えや善い行いをする人は幸福になり、悪い考えや悪い行いをする人は不幸になる。また、何事にも感謝できる人は感謝力という幸運を頂き、不平不満やグチ・ネタミの多い人は不幸になる。この因果関係の定義に従って、人間性の高い企業や人は永遠に繁栄する。』

    まさに稲盛哲学を本当の意味で『血肉化』し、魂に浸透させたものが、自らの言葉に置き換わって発せられたものだと感じます。

    このような企業で働く従業員さんは幸せであろうと想像しますし、やりがいと自己実現を仕事を通じて感じておられるのではないかと想像します。稲盛門下生のひとりとして、私もこうなりたいと羨望のまなざしをもって体験発表とホームページを眺めております。

    『・・・有能な人材が沢山誕生致しました。これからもこの環境風土なら、多くの優秀な人材が育ちます。』

    自信溢れるこの言葉を同じように私も語れるようになりたい。
    語ることができるように、今からできる事を全てやり遂げて行きたいと思います。

    以上。

  6. 第25回マラソン 宮畑和広

    特別講演 京セラ伊藤社長

    まだ24歳の塾長が現場でみんなを集め人生や働くことの意義を何時間もされ、みんなが完全に理解するまで話を止めなかった。これはもう神が宿ってるかのような、もの凄さを感じます。
    フィロソフィの体現化、肉体化では無意識のうちに注意ある行動が出来るまでの教育をしていかねばならない。私の場合は先ずは私自身がこの域に達することから始まると思います。至急この域に達するように致します。
    有意注意の所では松下幸之助氏の話が出ました。凡人から見れば僅かすぎるように感じる事でも偉人はそこを必ず見逃さない。スティーブ ジョブズもほんのわずかな事でも妥協は許さなかったと聞いた事があります。西郷隆盛がおおらかな人だったと思われがちですが多分、根幹は人知れず繊細だったのではないかとも思います。西郷のそういう所を読めない人は勘のない人だと私は思います。

    以上 学びの場を与えて頂き有難うございました。

  7. [盛和塾]25号

    本号では稲盛さんが欠席され、急遽、伊藤社長(当時)が講演をされた。

    稲盛さんというのは実に細やかな方である。

    手帳を見ても、細かい字で実に克明に書かれている。

    習字もやさしい字で男性的というより、女性的である。

    たとえば、机の並びが少しいがんでいただけでも気になる。

    こういうことは極めて繊細な心のなせるところであろう。

    日々の反省も細やかでその日におこったことを詳細に記録する。

    まだ、稲盛さんが24歳か25歳の時に、
    パイプ椅子を持ってみんなを集めこんこんと
    人生の話、仕事の話、働くことの意義を説かれる。

    実に強くて、後には一歩も引かぬという気迫が感じられる。

    両極端を併せ持つ経営者
    偉大な人物は両極端を併せ持つことが多い。

    実に繊細で細やかだが、大事な決断となるとものの見事で、大きな内部留保の一部を惜しげもなく新しい事業に投下する。

    緻密であり、豪胆。
    理論家であると同時に人情家。
    人を大切にするが、泣いて馬謖を切ることもする。
    指導者にはそういう両極端が必要なようだ。

    両極端を併せ持った人が稲盛さんと改めて思えてきました。

  8. 平成10
    25号
    オートガラス大畑塾生は素直な心が溢れていました。
    まず塾長例会での経営問答での質問は、3つとも利己的な内容でした。
    ですがそこでの回答を聞いた大畑塾生は、仕入れの見直しと言う事だけではなくて、人事制度経営者としての資質、管理会計の必要性など、自分なりに深掘りをして自問自答をして考え抜いたのだと思います。
    おそらく発言されている通り、塾長のテープを何度も何度も聴きながら、そこに行き着いたのだと思いますが、
    それにしてもやはり素直な心で学ぶと言うことがいかに大切かということを思い知らされました。そして特に人を育て人事教育について注力を注がれ、これも塾長の重要な教えですし、そこに気がつかれるのも素晴らしいことだと思います。
    稲盛経営哲学の普遍さ、時代を超えても活用できる、盛和塾と言う偉大さ、これら全てが語られているような発表でした。
    ありがとうございました。

  9. 機関誌駅伝「盛和塾25号」2020.8. 締切
    オートガラス(株)大畑塾生
     素直な大畑さんは塾長の教えをすぐに取り入れられて実際の会社の経営に活かしておられます。
    どんなキツイ仕事でも、どんな人間にでも可能性があるということを教えていただいた気がします。
    経営者は「引退するときに何を残すか」といった視点で考えてみますと、財産だけではなく「人を教育し人材を残す」ということに一番の価値があるのだと改めて思わせていただきました。
    私も今年採用した新たな人材を一生懸命育ててまいりたいと思います。
    「常に前向きに夢と希望を抱いて素直な心で経営する」という12カ条の1番最後のフレーズの意味を教えていただきました。
     奥様もよく理解して支えて下さっているようで、ご本人もとても心強いのではないでしょうか。
     
    マルマツセムグループ・八頭司塾生
     ファンの八頭司さんのご発表です。
     私の素直な感想は本当によく仕事をされる方だと思います。
     「新しいことをするには人材が育っていなければならない」ということが一番心に残りました。
     私も人材の問題についてはベトナムの現地事務所に日本人スタッフを送って失敗したこと、商品開発を意気込みだけの人間に任せて失敗したこと、社内管理など失敗を数え上げたらキリがありません。
     一方でうまく行ったこともあります。
     テレビショッピング市場への進出、東京進出、生産管理と品質管理などそれまで経験のない素人の社員を鍛え、機会を与え、評価したことで力を発揮してくれました。
     新しいことを始めるのに、人材が一番大事であること、そして会社を大きく立派にするには自分だけの力では限界があること、新しいことに挑戦できる人材を育てられるかどうか、私にはとてもしみる内容です。

     また、八頭司さんが陥った「自分が出来ることは人も出来る」という思い込みと、塾長との出会いで上手く行ったときの自らの「奢り」に気づかれて事業の完結が程遠いことを教えられます。
     師というものはありがたいものですし、八頭司さんのような一流の経営者が心酔出来るほどの超一流の人もそうそういないでしょう。
     その意味でも塾長は本当に凄い人なんだと思います。
     利己的自尊心を捨てて惚れ込んでいく、それに身を委ねて努力をされるというシンプルな思考が、盛和塾の学び方、実践の仕方だと思いました。
     とてもいいお手本が八頭司本部理事だと思いました。
     大いに見習って参りたいと思います。
     
    才門建設・才門塾生
    「恐れることはない、焦ることはない、決して驕ってはならん」の神様からの3つ教え。
     とても興味深いお話です自分の周りに起きる事は全て自然体で受け入れることができれば確かに恐れたり焦る事は無い。
     むしろ上手くいって驕ってしまうことの方が怖い。
     良い時にほど悪魔が忍び寄ってくる、悪魔の囁きもある。
     
     それから才門さんがおっしゃっている、「塾長はお金を他の価値に帰ることが出来た最初の経営者」という言葉に感動しました。
     確かに我々はついお金を他人との会話の折に共通の価値観、つまり共通言語として安易に使ってしまいますが、魂や宇宙、人として何が正しいのかというプリミティブな価値観として私たちに教え、その共通の価値観を持つソウルメイトという常に助け合い刺激を与えある仲間を作ってくださった塾長には私も感謝しかありません。
     未熟ながらも何とか少しでもその活動のお手伝いが出来れば幸せだと思ってここまでこさせていただきました。
    その気持ちをこれからも忘れずにいようと思いました。

    京セラ株式会社・伊藤社長
     稲盛塾長から直接薫陶を受けられた伊藤社長のお話は、現場の生の稲盛社長の姿を知るにおいてとても良かったです。
     本当に若い頃の稲盛社長は細かいことまで徹底し、働く方々はとても厳しい社長だと感じられたと思います。
    しかし、成長とともにそのありがたさを感じられたのではないでしょうか?
    細かくて厳しい指導=「懇切丁寧に教えていただいてありがたかった」という感謝に変わられたと思います。
     稲盛社長の説かれる考えや理論を現場で、自分の人生の中において確認して、一つ一つ正解を確認していかれたことで、益々、成長の度合いが加速されたのだと思います。
    経営者のほとばしるエネルギーが、社員移転写され社会に発信転写されて、今の巨大な京セラが出来て、沢山の社会貢献事業に繋がったのだと思いました。

    今回も多くの学びを有り難う御座いました。
     

  10. 投稿を忘れていました。

    明里スプリング製作所
    明里

    塾長不在にも関わらず大会がスムーズに運営される様子が印象的でした書の最後に永川氏が述べていたように
    塾長がいないのであればお金を返せだ、参加して意味がないと言う話が出てくるのかと思っていたが、会は淡々と進み大盛況にうちに終えた様子は日頃から塾長の教えを遂行し実践している経営者の皆さんの心がしっかりと出来ているからに違いないと感心させれます。大会も会社と同じで世話人の皆さんだけで作り上げるものでなく参加する全員が主役でよい大会を作り上げていくものであると感じ日頃の例会に参加する姿勢も改めなければと感じました。

    オートガラス株式会社大畑氏
    会社、従業員に対する熱い想い、何よりも大畑社長自身の誰にも劣らぬ意思を感じます。自宅での合宿はさながら青春を感じる高校での部活動を彷彿させます。しかし少しぐれている方には大畑社長が行う事は大きな愛として受け入れてられるのだと思いました。
    背中を押してくれる家内の存在は羨ましく思います。
    マルマツセムグループ八頭司氏
    戦国武将さながら全国を制圧していく経営手腕に圧倒されました。しかし地盤を固めずに進んでいくその行末は悲惨たるものでした。その後人材の育成、謙虚な姿勢、内部環境の正常化を図られ再び復活するその姿は元より商才があるお方なんだと思いますがその社長についてくる人、従業員の教育の賜物であり結局のところ社長の強い意思、その意思を実現できる人が大切であると思いました。
    才門建設株式会社才門氏
    社員を入れ替えるような事をしなくても会社を変えれるのでないか、社員全員が主役になれるのではないか。この言葉にハッとさせられます。言うことを聞かない社員がいるとしてその社員の教育を諦め追いやり、そのポストに新たな人材を補充する。会社の資金に余裕が有ればしてしまいそうであるが才門氏は役職ではなく、責任と権限がその人を育てていくと言われました。当社でも役職は一応存在していますが責任と権限が抜けています。その結果役職者にも関わらず役職に見合った行動をしていないと感じずにはいられません。
    株式会社レッグス内川氏
    徹底的にまねる事によって成功した内川氏の話は稲森経営哲学を学ぶ私にとって目指すべきところのように感じました。経営の知識もない経験もない人間はまずは真似る。そしてそれをあたかも自分が初めから知っていたかのように具現化することで浸透し従業員を導けるのではないかとも思います。要らぬ知識より確かな知識をこれからも勉強したいです。
    株式会社夢や高杉氏
    読んでいて本当に仕事が好きなのだな、好きで好きで仕方ないという気持ちが伝わりました。それ故の失敗もあったようですが仕事に対する想いの入れようを学べました。

    今回の多くの優秀な塾生の経営発表の記述に熱い思いを抱けました。学びを深めいつの日か必ず当社の事を自信を持って話を出来る日を作りたいと思います。

  11. 盛和塾25号 感想

    すみません、投稿遅くなりました。
    ご指摘いただいた皆様、申し訳ございませんでした。。

    今回の機関紙に登場される皆さん、総じて感じることは
    自分自身を客観的に見つめられることや、自分自身の果たすべき役割の大切さを理解して決断されているなと思います。

    自分の過去の経験から、考え方を改めたり、路線を変更したり。
    経営判断が伴うと、なかなか簡単な決断ではないように思います。

    私は現在、社長である父から継承を受ける立場にありますが
    従業員が何を自分に期待しているのか、どんなことを求めているのか
    というのはしっかり見極める必要があると考えています。

    その点、各塾生の皆さんはこの点もしっかりご判断されていらっしゃるようにも思います。
    私もしっかり心を高めて、
    経営者として「この人を信用してみたい」とか「この人についていきたい」と
    現従業員から思われるような存在でまずありたいと感じます。

    最後になりますが
    入塾したばかりの身ですし、塾生の皆さんとは社会人としての場数も経営体験も何もかもがビハインドです。
    先日の例会ではないですが、この経験の差を、塾生の皆さんよりも負けない努力で追い上げていきたいと思います。

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