機関誌マラソン第21号  締切は7/6正午です

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機関誌マラソン第21号

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  1. 機関紙マラソン21
    株式会社サキカワ 久保貴啓

    ●塾長理念
    己の人格をつくる
    私には才覚も能力もそれを活用する能力もありません。なんとか人並みに心を高め、身の回りの守れるものを少しでも大きくしたいだけでここまでやってきました。なんでも一生懸命やりさえすれば何とかなると思っていました。でも塾長やソウルメイトと出会い、それは自分への甘えや逃げだとも気づきました。経営を任された以上、逃げずに人格をつくりあげ、磨き続け、成功したいです。

    ●塾長講和 思いをときおこす
    65歳の塾長が仏門に入ると言われたことで、その時の従業員や塾生が、また社会が大騒ぎしたのだろうなぁと想像して読み始めました。引退することについての自論を話されていることには同意することもあり、未だに昭和の流れの会社経営をしている弊社では、思い当たる節もあり、年配者が悪いのではなく、経営者の私や、中堅者にも大きく責任があるように感じました。このように塾長自らおっしゃられると周りは頑張るしかないと思いますし、奮起する人もいたのではないでしょうか…
    塾長の話で私の好きな心の多重構造の話が出てきたので、嬉しく読みました。またうどんの話も、よく子供に聞かせているので親しみを持っているお話です。利己と利他、今では何をする時にもこの言葉は常に横にあります。私のようにまだまだ理解の低い経営者にはまずここからしっかり学んで高みを目指すべきだと思っています。自分の欲求や利己な自分を抑えること、そして従業員を守るための利他のための利己も磨いていきたい。
    矢崎世話人の謝辞には、感動しました。読まれて涙された方もいるだろうなぁと感じました。
    最後に、ツルツルになった塾長に会いたかったなぁ…笑

    ●今ここに生きる塾長の一言 近藤建塾生
    私自身が、感じたり実践しようとしている方向性に共感しました。特に、自分で働く職場に対して誇りを持てる様に…というのは本当に持って欲しいと感じています。それの最終形態が、物心両面の幸せに行き着くのだと思います。
    気づいたのは、あまり自分の話を語っていないことや、語れる様な場所づくりをあまりしていないこと、今は特に作りにくい状況でありますが、去年から始めた従業員との個人的な少人数の飲み会も中断になっているのですが、どちらかと言うと聞く側に徹し、従業員のアウトプットさせ情報収集していたのもあります。僕の経験や失敗談も含めて、もっともっと距離を縮めれたらいいなぁと感じました。
    ●今、ここに生きる塾長の一言 大畑憲塾生
    何度も大畑さんのお名前が出てくる機関紙で、毎回素敵な内容なのでファンになってしまったくらいです。
    経営の方法も、奥さんと二人三脚で進められているのもすごいと思いますが、僕が一番素敵だと感じているのは人間性と熱さです。ドロップアウトしかけた若者を採用し、教育して稲盛塾長の言葉を話し語り一緒に変わっていこうとされる背中は、目標にしたいと思います。

  2. 盛和塾21号 ワキ製薬(株)脇本

    今回の塾長理念は「己の人格をつくる」と言う話でした。これは成功への情熱に掲載されている話で、自分自身も何度も読んだフレーズでした。しかし、改めて読んでみると、経営者にとって非常に大切なことが書かれていた事に改めて気づきました。天狗になり、自分の才能に溺れてしまう弱い人間性について書かれていますが、まさしく人間の本質だなと感じました。
    どんなに才能があっても節度を守流ことができるかどうか?その人間性は人格形成しかないとおっしゃっています。常に発展する企業の経営者とは、己の欲を抑えて自戒できる器を持つ人だと感じました。そういう人がほとんどいない、と塾長はハッキリと申しておられますが、自分自身の経営者としての姿を改めて第三者目線で見るための良いお話であるなと改めて感じました。

    次に塾長講話ですが、65歳になった塾長が、まだ80歳までに何ができるか?ということを考えておられることに驚きました。65歳を超えて尚、自分自身の人生は何のためにあったのか?死を迎えるにあたり何を準備しておくべきか?そういうお話をされています。自分で未来を考えたときに同じような心境になれるのか?65歳を超えて自分の人生の目的は何だったのか?そういうことを自問自答した時に、これが目的であった!とはっきりと言うためには、今、若い時にどう言う人生を過ごし、どういう仕事への取り組みをするかということが大切だろうな?と感じました。その年になり、自分の人生は何もなかったな、と言うのは本当に寂しくなると思います。だからこそ若い時に仕事に対して情熱を燃やし、人間の器を大きく育てることが大事なんだよ、とおっしゃっているような気がしました。
    しかし、その若い時の仕事が、自分の会社にとって儲かるか儲からないか、という損得勘定だけの利己的な本能だけで生きていては、最後には本当に中身のない人生であったと嘆くのだと思います。塾長がおっしゃるように理性や魂というレベルで考えることこそが、晩年の生き様につながるのだと思います。

    塾生の経営体験発表では、私が昔所属した光通信の社長のお話が掲載されていました。携帯関係で急激に成長した会社であるので、その当時の携帯事業についてが主な話ですが、確かに社内のシステムは当時、私が所属した時の営業管理法がそのまま掲載されておりました。しかし、これを読んで感じたのは、やはり営業に注力されていたのがよく分かる内容でした。当時は社長と直接お目に掛かる事は一度もありませんでしたが、非常に営業力に力を入れておられ、厳しかったのは、実は塾長の教えである「誰にも負けない努力をする」というのがベースにあったのだな、と改めて知りました。
    機関紙マラソンをするまで、盛和塾に所属されていたことすら存じ上げていませんでしたので、少し変な気分になりました。ただ、社員を大切にする社風ではなかった、数字を上げる社員のみを大切にしていた、という印象が強いのが正直な所です。
    塾生の体験発表には、様々なドラマが見え隠れし、存じ上げている方、もしくは今もお取引のある方がたくさんいらっしゃって、盛和塾生であったことすら知らずに取引をしている会社様も中にはあります。機関紙マラソンを通じて、多くのことを学べる、こんな所で繋がっていたのか、そういった点に気づかされることも楽しみの一つです。

  3. 機関誌21号【高瀬感想】

    今回の塾長講話は手記のようなもので、塾長が己の利己や欲望をいかにして押さえ込もうかと心中模索されていたことがつぶさに伺い知ることが出来ました。

    「人間が完全に利己を抑えることはできる訳がありません。それでも私は利己をなんとか抑えて行こう、残りの人生をそのように貫こうと考えています」

    これはまさに盛和塾に通う塾生皆さんが持っている命題ですが、この命題を塾長も同じように抱えて消化しようと藻掻いておられたことを知り、私はなにか嬉しさや親近感を感じつつも、我々も常に強く哲学を持って自らの利己を自制していかねばならないことを覚悟しました。

    塾長は人間のエゴを抑える手段として「宗教」を学ぶことを選ばれた。そして矢崎代表が謝辞で述べられたように、

    「「宗教」というひとつの見方を自分の中で「絶対化」させるのではなく、絶えずもう一つの見方で「相対化」して、更にそれを超越する哲学・考え方に至らしめ、さらに良心を磨き続けた」

    この矢崎代表の言葉選びのセンスも卓越したものがありますが、まさにこれが盛和塾・稲盛哲学が多くの経営者を厳しくもやさしく包み込み、魅了しているその理由であることが解りました。

    塾長の人生設計については、まさに私も同じように感じながらこれまで生きて参りました。社会に出てからの40年間はひたすらガムシャラに仕事に精進し、自分と会社全体の成長を確認しながら走り続けたいと思っています。その40年が終わるまでに今後会社が永続できる人材育成の仕組みだけは作り上げ、それからはすっぽり身を引き、最後の10~20年間は死を迎えるための準備をしながら、「経営の成功」ではない、それ以外の「人生の目的」というものと向き合いたいなと想像しております。

    これも矢崎代表のお言葉ですが、

    「我々がついつい経営における成功というものを人生の手段と言う風にとらえずに、それが目的化してしまって生きている」

    私はまさに『この愚かな自分たち』そのものでありますが、あくまで本来は『会社の成功は手段でしかない』ということに立ち返ることが本当に重要です。いろいろなビジネスの場面で、「手段を目的化してはならない」とは教えられたり、教えたりしておりますが、

    『会社の成功は手段でしかない』

    いまいちどこの最も重要な原点に帰結し、今後何度もこの原点に繰り返し繰り返し戻って来ねばならないと確信しました。

    最後にピコイ近藤塾生のお話。

    「教育とは何かを教えることだと思われがちですが、社員教育の基本はまず、「社長はどんな人間か」を語る事なのです。」

    なるほどそうですね。さっそくこれを取り入れたいと思います。

    以上。

  4. 機関誌「盛和塾」21号

    <塾長理念・己の人格をつくる>
    「心が充分に強くなければ、われわれは容易に自分の才能の奴隷になってしまいます」
    「徳のある、尊敬される人間性が、才能をコントロールするのです。ここで主役になるのは己の人格でなくてはなりません」
    「事業を成功させ続けるためには、心を高め、徳のある人格を築き上げていかなくてはならないのです」
    今号を貫いているのは「人格」の大切さ・必要性についてだと思います。
    後段に出てくる「人格は伝わるものだ」「魅了せんかよ」です。
    私も心を高め、徳のある人格を築き上げて「社員たちから尊敬される社長になる」ことを大きな目標にします。

    <塾長講話・思いをときおこす>
    「人生には社会へ出て生きていくための20年の準備期間がいる。同じように死を迎えるにあたっても20年くらいの準備がいる」
    私も58歳になりました。あと7年走り続け、20年くらい準備をしたのち死を迎えることができるように頑張りたいと思います。
    「人生というのは私なりに心、つまり魂の純化、もしくは浄化することではないかと思っております。今の私には、それはまだまだ出来上がっておりません」
    今の私には、それはまだまだ出来上がっておりませんとは、本当に塾長は「謙虚にして驕らず」ですね。感動いたします。
    「禅宗の場合にはこの心の探求と言いますか、心の在り方というものを教えるという面が大変強いと思います」
    私が属している税理士の団体にも、座禅などを通じて禅宗を学べる機会があります。機会を見つけて、勉強をしたいと思います。
    「私は、私自身の人生のこの後半、いわゆる死を迎えるにあたっては少しでも自分の利己を抑え、利他が多く出てきて人様のために尽くせるような自分になりたいと思ったのです。そうすることが本当に心の純化、浄化につながるだろうと思うのです」
    「少なくとも百パーセント利己であってはならないと思っています。その百パーセントの利己を、どう抑えていくかというのが人生を生きるための実はノウハウではないでしょうか」
    少しでも自分の利己をどう抑えていくかが、後半の人生を生きるための要諦だということを教えていただきました。本当にありがとうございます。
    「人類が目覚めてさえくれれば21世紀後半から22世紀にかけて利他というものを動機にした、おそらく新しい文明が生まれるのではないかと思います」
    壮大な話ですが、我々一人一人が利己を少しでも抑え、利他を少しでも出していくことができれば、文明そのものを変えることができるのだという、本当に大きな生き方を提示していただいているのだと思います。
    矢崎勝彦様謝辞「我々がついつい経営における成功というものを人生の手段というふうにとらえずに、それが目的化してしまって生きている」「私たちにはもっともっと大きな生き方があるんだ、もっともっと後の世代の人たちまで活き活きさせる生き方があるんだということを、塾長の生きざまを通じて学ばせていただいた」
    本当に塾長の仰ることを真摯にとらえ、実践していくことで恩返しをしなければなりません。

    <今ここに生きる塾長の一言・近藤建様>
    「私は社員から尊敬されたいと思い続けています。社員たちから尊敬される社長になることが、今の私の大きな目標の一つです」
    「尊敬する社長の会社で働いていることを誇りに思う。俺はあの社長には叱られたくない、褒めてもらいたいという、非常に前向きな気持ちを生んでいきます」
    「社長の仕事は社員教育だ。その原点は社員をかわいいと思うことだ」
    冒頭の塾長理念にあるとおり、心を高め、徳のある人格を築き上げて、社員たちから尊敬される社長になりたいと心から思います。

    <今ここに生きる塾長の一言・大畑憲様>
    「塾長がおっしゃったように人が全てだと思います。経営者として人づくりといったことにいちばんやりがいを感じています」
    「まさしく「魅了せんかよ」だと思い知らされます」
    魅了せんかよ!まさにこれですね。

    <あの日あの時稲盛和夫氏・岡本道雄様>
    「人格は伝わるものだ」
    「技術者であり、経営者であり、哲学者であり、宗教家であり、それらのものが一体となって、稲盛さんをかたちづくっているわけです」
    「人格の浸透です。そういったものは本物でなければ伝わりません」
    「私は経営のことは分かりませんが、これまで多くの方に接してきて、本当に大事なことはものごとを突き詰めて考えることではないかと思っています。稲盛さんはその生きざまに考えるということが刻み込まれています」
    「考えるということは、自然の中にある人間全体が、脳で天というか自然の気を感じることなのでしょう」
    ものごとを突き詰めて考えること。塾長を目標に生きざまに考えるということを刻み込ませたいと思います。
    ありがとうございました。

  5. [盛和塾]21号から
    裏表紙 己の人格をつくる、からダイエー中内功さんを思う。

    ダイエーという名前はもうない。

    流通、小売業界に革命的変化を起こした中内功さんが率いたダイエーという名前は世の中から消えている。

    平成7年の阪神大震災の折に、いち早くダイエーは店舗を開いて地域の人々のために尽力されたと聞いている。

    あれは平成7年5月の連休ごろと記憶するが、福岡にシーホークホテルが出来て、その内覧会を見ようと大勢の人が並んで順番を待っておられた。

    室内は国ごとの特徴を表現したカラフルな壁面であったのを覚えている。

    福岡ダイエーホークスの時代である。

    ダイエー傘下にはリクルートやローソンなどの有力企業もあった。

    そのダイエーは今はもうない。

    バブル崩壊とそれに伴う凋落の象徴的な企業と言えるだろう。

    借金をして不動産を購入する。

    土地が値上がりして資産価値が膨らんでいるあいだはいいが、地価下落とともに資産価値が下落して逆に負債が増加する。

    戦地から生還された中内功さんは、たっぷりとお肉を食べられる世の中にしたいと考えられたようです。

    いいものを安く提供する。

    このコンセプトは間違っていない。

    一時は、小売業界で売り上げ日本一にも上り詰めた。

    後継者と目されていた中内潤さんは33歳で代表取締役副社長の地位にもあったという。

    しかし、ダイエー帝国は崩壊した。

    中内さんは一代で大きな夢を実現し、しかし、幻のごとく消え去った。

    何が足らなかったのだろう。

    稲盛さんはバブル時代、土地を買いませんかといった儲け話がいっぱいだった。

    しかし、稲盛さんはそんなうまい話はいつまでも続くはずがないと考え、
    安易に話に乗らなかった。

    本業で儲けて内部留保を厚くされた。

    中内さんが買い入れを重ねて事業拡大をはかったのとは大違いである。

    稲盛さんと中内さん。

    その末路の極端な相違に学ぶべきことがたくさんあるように思える。

    もっとも、自分は稲盛さんにも中内さんにも、その足元にも近寄れないほどのちっぽけな存在であるが。

  6. [盛和塾]21号 その2
    塾長講話 「思いをときおこす」から

    稲盛和夫さん、65歳の仏門入り

    稲盛和夫さんは人生を80年と決めておられた節がある。

    65歳の稲盛さん。

    65歳で仏門入りを決意される。

    会長職を辞して名誉会長に。

    創業者であればあるほど、自らが起こした会社に拘泥し、後進に譲らないことが多い中になって、見事な決断である。

    しかも、松下幸之助さんがそうであったように、娘婿に後を継がすという道もあったが、京セラに姻戚者をも入れない。

    実に潔い。

    65歳からの人生で目指されたことは何か。

    端的に整理すると次のようなことになる。

    人生の目的を模索する。

    真善美と言われる魂に近ずく。

    人生の目的は心の純化と浄化だと考え、心というものを探求する。

    利己を抑え利他が多く出て人に尽くせるような自分になりたい。

    15年をこうした美しい世界で生きようとされた。

    しかし、世間は稲盛さんという逸材を放っておかなかった。

    80歳を前にしてjALの再生を託されたというのはその端的な例であろう。

    盛和塾も昨年末に解散されたのもよくよくお考えになってのことであろう。

    (その他、気になる記事)

    株式会社光通信 重田康光さんの記事

    この段階では、携帯電話を主力商品とする販売代理店のようです。

    今は会長になられ、従業員規模も6500名(連結)ほどおられるようです。

    一度、調べてみたい会社です。

  7. 第21回機関誌マラソン  宮畑和広

    塾長講話

    塾長ほどの偉業を成し遂げられた方の心の内をこのように書面で知り勉強させて頂けるのは本当に有難いです。しかも65歳という私の12年後の年齢の方が思う人生観には自分に訪れる未来として大変興味があります。塾長と私ではスケールが違い過ぎますが寿命はおそらくそれほど大きな違いはないと思うし一年の長さに於いては全く同じなので生きる道しるべになります。

    ライオンの話がありましたが連れ子は新しい雄に殺される。確か熊などもそうだったかと思います。それが本能。しかしそんな事をしない人類はある意味、本能が壊れている。そのかわり人類は魂や理性を持たされた。本能が壊れているからこそ繁栄できた。「本能が壊れている」などという表現はおかしいとも思うが例えば体に悪いと分かっているのに夜更かししたり、酒を飲みすぎたり。自分だけでは自分をコントロールできない。常に他人から見て自分はどう見えているだろうか。自分は社会人として恥ずかしい生き方をしていないだろうか、と。他人の目を気にしてしまう。さらには神や仏が自分の行いをどう見ているだろうか、と。本当はどこかでもの凄く気にしている。
    私も本能の壊れている人間として心を落ち着けて魂を磨いて行きたいと思います。
    以上 今回も学びの場を与えて頂き有難うございました。

  8. 機関誌 盛和塾 第21号 【 岸 克行 】

    『塾長理念』【己の人格をつくる】

    「心が充分に強くなければ、われわれは容易に才能の奴隷になってしまいます。」
    幸いにも才能に恵まれなかったためか、才能の奴隷にならなくて済みました。しかし、少し成功して評価されると、調子に乗って傲慢になり周りを見下す。感謝の気持ちを忘れて傍若無人のふるまいをする。胸に手を当てると思い当たります。今では恥ずかしい気持ちでいっぱいです。思えば、「考え方」がマイナスだったのでしょう。そのころに学んでおけば良かったと後悔しますが、生まれながら人格ができている人などほとんどいませんとあるように、盛経塾大和で学び、人格を磨きあげていきたいものです。

    『塾長講和』【思いをときおこす】

     65歳で第一線から退き、15年間で死を迎える準備をする。なぜ65歳かというと、以前にヨガの聖人に、「あなたは80歳ぐらいまで生きるでしょう。」と告げられたからです。また塾長は以前から盛和塾は80歳までといわれていたことを考えると、改めて盛和塾への思いを感じざるを得ません。
     後継者の育成も重要です。特にカリスマ創業者の後継は難題ですが、塾長を後継な度は想像を絶するほどです。閑職に退いてとありますが、後継者育成は経営者の最後の大仕事。任して任さずの方針のもと、自分で舵取りをする以上の激務であると思います。

    『今、ここに生きる塾長の一言』 【大畑塾生】

    どんな人生を歩みたいか。A~Dまでの4パターン、前半は今までの人生、後半はこれからの人生。
     A.「〇→〇」、B.「〇→×」、C.「×→〇」、D.「×→×」
    採用基準はCでこれからしっかり頑張りますという人。これだけで採用されるだけあって、教育に対する熱意は並々ならないものがあります。高額な研修費用というのではなく、経営者自身が入社の翌日から泊まらせて研修するという熱いものです。経営者が直接向かい合う素晴らしいもので強く感銘を受けました。

    以上

  9. 明里スプリング製作所
    明里幸祐
    塾長講話
    塾長が仏門に入られた理由が書かれていた。当社には創業者が時折社に顔を出しあれやこれやと口出しをする光景が見られる。私からすればものすごく煙たく感じるし、何を偉そうに言っているんだ、経営にはタッチしていないのにとも思う。塾長もおっしゃっているが創業者とりわけ身内企業のような会社の創業者は一刻も早く社から立ち去るべきであると思う。昔の職人気質の発言は時代にあっていないし錯誤も甚だしいからだ。自ら身を引き後継を育てる姿勢を是非とも真似て頂きたい。塾長は心のあり方について説かれていた。
    塾長クラスでも自らの心を見つめ直し心を探求したいという発言はわたしのような若輩者には到底到達できない境地に感じた。しかし悟り世代と言われる私のような世代はある意味自らを見つめ直し、客観的に今の状態が良いのか悪いのかの判断を冷静に出来るのではないかと感じた。バブルのような好景気を経験していない世代にとっては欲剥き出しの利己的な行動でなく懐疑的で自身をコントロールしながら行動ができるのではないかと思いました。
    コロナの影響で普段よりかは自らを見つめ直せる時間があるからこそ日々の行動これからの行動を注視したいものです。

    今回の塾生の発表のうち株式会社光通信重田氏、株式会社ピコイ近藤氏、オートガラス大畑氏に共通していると感じたのが従業員も会社を動かしているのだという誇り、自信を持ってもらうことのように感じた。しかしそれは経営者が従業員たちの事をどう思えうるのか大畑氏が発言している仕事に人生に勝たせてやりたい。との言葉は愛を持って従業員と接している姿だなぁと思いました。素晴らしい上司が会社にいれば仕事ではその人は成功する事はできるでしょう。しかしそれでは人生では勝てないかもしれないし、近藤氏が言われている立派な日本人にはできないでしょう。それが立派な日本人、人としてその従業員を成長させれるのは経営者であり、その意思で動いている会社であると私も思います。
    経営者の意思は会社を成長させる上で必要なだけでなく従業員を成長させるためにも必要であると改めて感じることが出来ました。

  10. 平成9年
    塾長講話
    稲盛塾長が仏門に入ることを題材に仕事の考え方について重要なお話を
    総括して頂いています。

    時間は有限であるからこそ、その中で、一生懸命に努力する。
    そしてされてこられた。生をうけて20年を準備期間、その後の40年間を
    誰にも負けない努力で走り続ける。その後の20年間を死ぬための準備とする。
    しかしながら、実際にはその中において、JALの再建を担うことをこの時に、
    塾長はご存知ではない。
    だけども、このようにお考えになり、魂の純化と浄化をされようとすることが、
    実はJALの経営に携わる準備期間であったのではないかとも思うのです。
    再建にあたって、稲盛塾長は3つのことを全従業員に話をしたといわれました。
    1つ目に、経営を再建するのは日本経済の影響が大きい。この会社を破綻させてはいけない。
    Jalは日本を象徴している企業であり、日本国民が自信を失ってしまう。
    逆に再建を成功させれば、日本経済にもいい影響を与えることができる。
     2 つとして、JALの社員の雇用を守る。
    3つとして顧客の利便性。JALが破綻すれば、国内の航空会社は1 社だけとなり、
    競争原理が働かなくなり、運賃は高止まりし、サービスは悪化する。
    複数の航空会社が切磋琢磨することで、より安価でより良いサービスが提供できるようになる。
    このような指針を出されるにあたり、
    これまで塾長が研鑽されてきた、ビジネスでの実務と経験。
    そして、仏門に入り、教義を学び、利己と利他について、
    自分自身を再度見つめなおされたことで、それまで高かった自分の心を
    更に磨き、利他の心を高め続けられたが故に、
    強い気持ちでJAL再建に向かい、そして成功につなげた原動力になったのではないかと
    勝手に思いを馳せるのです。
     経営の目的は、全社員の物心両面の幸福を追求する以外にない。
    私は改めてそう感じました。
    ありがとうございました。

  11. 機関誌駅伝「盛和塾21号」2020.7.6締切
     
    (塾長講話)
     在家でここまで世界的に活躍された塾長が得度までして人格をさらに高めようとされている
     未だ元気な65歳で引退し後継者の育成しようされても、会社が発展して行ったのは正に経営者感覚を養うためにフィロソフィを説彼、育成の仕組みであったアメーバ経営の両輪が人を育てたからこそ出来たのでしょう。
    そういうバックボーンを作ってバトンを後継者に渡す、それもKDDIはじめ多くの関連会社に至るまで広く浸透させて置かれたから出来ることだと思いました。
    塾長を知れば知るほどその凄さに圧倒されます。
     
     塾長はヨガの聖人のお話を聞かれて、ご自分の人生は80歳までと思われていたのに、78歳でJALの再建を引き受けられたのは余程のことであったと思います。
     自分の命を捨てて大義のため、利他の行動のために立ち上がられたのには頭が下がります。
     こういう人はそうそう思い浮かびません。
     
     その出家のお話に紐づけて仏教の悟りの境地にいかに到達するか、それがどういったものか解説して下さっております。
     それは人間の魂というのはどれほど奥深いものであるか、また、その奥深く神秘的な魂の中心は真善美であり、人間の人生においてこれを知っているか知らないかでは大変あ違いがあるということを言われたいのだと思いました。
    だから「あなた方自身の無限の可能性を求めて頑張ってみなさいよ」と塾長に言われてる気がします。
    そして興味深いのは悟りの境地とは理屈では無い、言葉にも出来ないので体験するしか無いということです。
    私たちも稲盛経営哲学を学ばせていただいておりますが、知識や理屈をわかったところでそれでは解ったことにならないのだと思いました。
    仕事を通じて心を高め、実践し体験することによってのみしか、塾長のようにはなれないし近づけないとも思いました。
    しかし、塾長も時間が足りないので先ずは得度して仏教の教義を学び、そして托鉢などの修行をすることにされました様に、我々経営者には時間がありませんから、体験だけでは悟れないので知識を学ばせてもらって体験をするということをさせていただいているのだと思いました。
    仕事を通じて本能である利己的な欲望を抑えた分だけ利他の精神が出てくるということをさらに意識して参ります。
    「従業員のため、世のため人のために儲けたい」というのは利他の精神なのですね。
    頑張って堂々と設けられる様にいたします。
    それから地獄と楽は物理的に何も変わらな、変わるのは我々の心のあり方次第で地獄にも極楽にもなり得るのだと思いました。
    機関誌で塾長のお考えをその都度学ばせていただきながら、私も心を高めていきたいと思います。
    矢崎さんの謝辞にあった「塾長は日本の足で立って己の考えを絶対化するのではなく、相手の考えをも受け入れて相対化し対立の次元を高めて超越されている」というお言葉も印象的でした。

    今回も多くの気づきを有り難うございました。

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