機関誌マラソン第20号締切は6/29正午

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機関誌マラソン第20号

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機関誌 第20号を読んで、感想、気づき、自分の考え等共有くださいませ。

締切は6/29正午です

 

 

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  1. 機関誌20号【高瀬感想】

    ◆塾長理念「商売の極意とはお客様の尊敬を得ること」

    ビジネスをする人間が身に付けるべきは「哲学」なのです・・・。
    これはつまり、「フィロソフィ」が企業の端端まで浸透させられていないと、お客様の尊敬を得ることは出来ないということです。フィロソフィ経営が成熟して初めて、その商品・サービスが顔となってその企業哲学がお客様にまで波及し、敬意を抱いて貰う事ができる。会社を大きくするには、社内のみならず社外に出て行く商品に至るまで一貫されたその哲学=フィロソフィを一気通貫させねばなりません。

    ◆お茶メーカーの社長から相談を受けられた時のはなし。

    これはまさに私にとっても図星でした。
    当社も「ゲノム編集」など遺伝子に関する技術基盤を確立しないと将来、大手他社、海外大手にいつか飲み込まれてしまうという漠然とした不安感があり、そうした専門性の高い社員を採用しております。しかし、お茶メーカーの社長さんと同じ様に「いまから研究しないと不安なものですから」という漠然とした必要性からの採用であり、いずれ会社の遺伝子技術の器を広げて欲しいという曖昧な要望しか部署には伝えられていません。まずもって当の私がその専門知識を持っていないことがその大きな理由ではありますが、それでも逆に経営側の目線はその部署には無い訳ですから、やはりハッキリとした経営者側から見た目標を現場に投げ、現場の意見も総括したうえで、具体的部署目標を設定するべきだと反省しました。このことは、むしろ技術現場からとっても、向かうべき具体的目標を経営側から与えられ、モチベーション向上にもなるかも知れません。さっそく実行したいと思います。

    ◆「中小から中堅への企業発展の唯一の方法は事業の多角化」

    先日の例会でも「不況に際しての方策」として挙がりましたが、「柱となる新商品の確立」がわが社が拡大・成長するためにも大命題だと感じています。中小企業から中堅企業に発展するため、「主力商品」をいくつ生み出せるのか?これが「多角化」そのものであり、「企業発展の要諦」なのであれば、その開発スピードは一層レベルアップさせる必要があると感じます。
    一方の開発の現場からは、開発に注力する対象の「集中と選択」を求める声があることも事実です。しかし、既存商品領域の開発の質を維持した上で、新カテゴリーの開発も手掛けるというチャレンジ精神を皆で共有したいと思います。その代わり、いざ新商品が出たら、私自身も営業部の主力として全国的な拡販を牽引せねばなりません。

    「坂道を登ろうとしない経営者は中小零細企業のまま。」
    坂道を登ろうとしない社員もまた、中小零細企業の社員のままとなってしまいます。

    ◆経営問答「知恵のあるものは知恵を使え、知恵の無いものは汗を流せ」

    中村塾生の相談事項は私も似たような悩みを常に抱いています。
    ベテラン社員が年を取って奮起できないのです。そして新たな考え方を取り入れて変わることも出来ないのです。確かにベテランゆえの安定感はある。真面目でもある。頑張ってはくれている。でも自らの設定目標が低く、これくらいでいいかと仕事を片付けてしまう。今までの慣習に流されており、新たな挑戦を放棄している。無理やり挑戦する舞台を用意しても、「抜本的に物事を考える」という経験が無く、お茶を濁したような結果になる。

    こうした状況は長期的に見ると衰退を意味していると考えた私は焦りを感じていました。しかし、今回の塾長の回答はこうでした。

    「・・・中村さんはご自身が優秀でいろいろな資格をもっているものだから、ベテラン社員にも同じことを望んでおられますが、それは無駄であり、してはいけないことです。」

    「ベテラン社員の方はたとえ資格はなくても残業や休日出勤をし、売上目標に向かって一生懸命に頑張っていらっしゃる、それで十分ではありませんか?」

    「ベテランは若手社員も資格取得のバックアップに専念する、それでいいのです。」

    ちょうど私も最近は、ベテラン社員に若手社員の教育・バックアップを担当させ、育てることに関心を持たせ、育てることで自らも気づきを得て貰うということの可能性を考えており、その制度をスタートさせるところでありました。

    おそらく当社内ではOJT以外に「後進を育てる」という「仕事」はこれまで無かったように思います。それゆえ、私はまずは「営業方針マニュアル」を先日作り、この内容を頻繁に会議等で伝え、刷り込んでいるところですが、こうしたマニュアル・要綱をもとに、経験のあるベテランが若手の育成を手掛けることで「生まれるもの」「化学反応」に期待したいと思っています。もちろん、経営側はこれを放置・放任せず、しっかりと見守り、定期的にメンテナンスしたうえで、必要に応じて制度は変えて行くことも常に意識していきたいと思っております。

    ◆三好塾生発表で出てきたポールマイヤー氏の引用
    「成功する人はどんな時でも自分は成功すると信じている。成功しない人は自分が成功しないと思っている。成功するかしないかの最大の決め手は、人生に多くの目標があるかないかである」

    稲盛塾長は、世の成功者の話を聞くとどの成功者も「成功する人は自分が成功すると信じており、成功しない人は自分が成功しないと思っている」ということをおっしゃり、また塾長自らもその経験を自らの言葉としてお話されています。

    まずはなにより「思うこと」が重要であり、これが経営者が行うべき最重要の経営施策であると感じます。

    以上。

  2. 機関紙マラソン20
    株式会社サキカワ 久保貴啓

    ●塾長理念
    お客様の尊敬を得る
    お客様や取引き先の方で尊敬している方はたくさんありますが、自分が尊敬されるということはあまり意識したことは無かったです。信頼はしてもらえてると思いますが、尊敬というところまではまだまだ思えませんね。他人が思うことなので自分はどう見えてるかはわかりませんが、尊敬されるような商いにはなっていないのだということですね。そこを目指さない限り入り口にも立たないわけですから、今日から考え方を変えます。
    勉強になりました。

    ●塾長講和
    とてもこの時期にこの講和を読めて良かったです。昨年から、なんとか今の会社を変えたいと色々してきて、やっと前に進み出したところで、この状況もあり、更にまた考えねば…と毎日毎日考えているところでした。奈良の盛経塾の勉強会の中でも色々学べてる中で、わかっていた気になっていたこと、自分なりに進めてることで満足していたこと。実際にはまだまだ自分に足らないもの、なにをしなければいけないのか?どういう考え方でいなければいけないのか、ほとんど今の自分では足りないものや中途半端なものだらけでしたので、よくぞこのタイミングで…と苦笑いでした。
    事業を成功させる気質
    1 冒険心が強いこと
    2 挑戦的であること
    3 勝気で負けん気が強いこと
    4 創造的であり独創的であること
    5 正義感にあふれていること
    6 陽気で積極的なこと
    7 反骨精神、反権力的精神の旺盛なこと
    8 大変な努力家であること
    やっぱり一番大事なものは誰にも負けない努力なんだと思った。1から7は、結構当てはまる人は多いように思う、しかし、誰に負けない努力というのは、中々出来るもんのではないし、限りのあるものでは無いので、終わりはないと思う。そして…さらに数字に強い。ということ、私には、努力も足らないし、数字にも強く無い、今回のコロナの中でも、今までよりは頑張っていたつもりだが、今日この話を読んでまだまだだと痛感した。
    事業の多角化によっての成功安定のところで、今の弊社もちょうどその場面に出会してるのかもしれないと思ってます。長く取り組んできた柱、一向にそのラインから外れずひたすら打ち込んできた道も、コロナの前から新たなラインに挑戦しかけていました。この状況で更に必要性に感じ、考えて考えてを繰り返している段階です。このことは今後どのようにして進めるのか進めないのか?自分でも楽しみです。
    少し前、ソウルメイトが見つけてくれた記事を読んで、この世界的な大事件の中で、稲盛和夫氏の盛和塾で学んだ経営者こそ理念と信念を持って会社を従業員を引っ張って危機時も強い!と言われたことに僕自身も…そう言ってもらえるよう自信を持って取り組んでいきたい。この先を見極めるのは大変かも難しい課題ばかりですが、こんな時こそ今まで学んだことの出しどころと思い素直に真っ直ぐ生きていきたい。

    ●塾長経営問答
    幹部社員や従業員の自己啓発を求める質問での…塾長の答えに感嘆しました。知恵のあるものは知恵を、ないものは汗を…そういう空気を作るべきは社長自らということ…
    僕も自分を見本にとか、ある時は棚に上げてでも、無いものをねだるように押し付けがましいことを求める時があるので、気をつけたい。
    値決めは経営に対してかなり勉強になりました。基本OEMで商売をしてきたので、在庫を作り価格で勝負するということに不慣れでしたので、かなり勉強になりました。安いと売れるけど利益はなく、高いと利益はあるが売れない。絶妙な価格や価値観というものが、あまり考えているようで考えれていなかった、絶妙を作り出すことが出来なかったことに勉強になりました。今後色々見直して勉強していきたい。

  3. [盛和塾]第20号から

    〇京都企業に共通する経営者気質とは

    稲盛和夫さんは、事業を成功させた京都の経営者には、共通した経営者気質みたいなものがある、として次の点を挙げておられる。(7ページ)

    1 冒険心が強い
    2 挑戦的である
    3 勝ち気で負けん気が強い
    4 創造的であり独創的である
    5 正義感にあふれている
    6 陽気で積極的
    7 反骨精神、反権力的精神が旺盛
    8 たいへんな努力家である

    京都という町はよくベンチャー企業発祥の地であるかのように言われるとして、次の企業を例に出しておられる。

    ローム、ワコール、オムロン、村田製作所、任天堂、京セラ

    他にもユニークで優れた会社が多い。

    今は奈良に住んでいるが、その懸隔や大である。

    このことを考えると寂しい。

    〇事業の多角化について

    稲盛和夫さんはこのように書いておられる。
    「私は京セラを始めるとき、企業を安定させるものは事業の多角化しかないと思い、それを実行してきました。私がいう多角化とは、ある主力商品が駄目になっても、それにとって替われる大きな商品群を作るということです。」

    「ひとつの事業でも大変なのに、二つも三つものことを手がけるとなると、幾何級数的に困難さは増します。一人の人間が、二つも三つもの事業をみることはたいへんですが、それをやらなければ企業は発展しません。」とも述べられています。

    多角化とは単に仕事を広げることではないと理解できる。

    それぞれの仕事で第一級となるとこれには大変な努力が必要となってくる。

    「誰にも負けない努力をする。」とうわべだけで唱えていてはとても成就しえない。

    ただ先人のやったことを追っかけているだけでは到底なし得ない。

    この多角化を乗り越えて、やっと、中小零細企業から中堅企業へと脱皮できることになる。

    まさに「どの山に登るのか」ということになる。

    〇村田純一さん(現 村田機械株式会社会長)と稲盛和夫さん

    村田純一さんの母校はアメリカボストンにあるバブソン大学ということです。

    ここに、秋の創立記念日に世界的に成功したベンチャービジネスマンを講師に招いて講演会を開いておられるようです。

    実は、1981年(昭和56年)に、稲盛和夫さんを招聘して講演をしたもらっておられる。

    若き日の稲盛さんは、英語で、心の問題、魂の問題を語られたそうです。

    稲盛さんは技術者として抜きん出たものを持つと同時に、若い時から人間としての生き方、考え方、心の在り方を洞察されていたエピソードでもあります。

    村田純一さんの息子の村田大介(現、社長)さんは、一橋大学を卒業した後、3年ほど京セラで仕事をされている。

    ここでも、村田さと稲盛さんの関係性が見て取れる。

    実は、村田純一さんは堀場製作所の堀場雅夫さんとも親しい関係にあったようです。

    堀場雅夫さんのお別れの会委員長を務められたそうです。

    堀場製作所の「おもしろおかし」という社是に、稲盛さんは否定的な発言をされているのを読んだことがありますが、堀場雅夫さんのこういう自由な発想を私は好みます。

    稲盛さんに言わせれば、仕事はそんな生やさしいものではないということになります。

    稲盛さんのストイックな一面を見る気がしております。

  4. 盛和塾20号 ワキ製薬(株)脇本

    今号の塾長理念はお客様の尊敬を得るというお話でした。やはりビジネスの基本はお客様との信頼関係が大切だということが書かれていました。常にお客様のために利他の精神で、本当にお客様にとって何が良いのか?何がベストなのかを考えて行動することの大切さを改めて感じた次第です。信用を積み重ねていくことこそが、ビジネスをより大きなものに成長させる鍵だと学びました。しかし、塾長は「私は、まだこれ以上のものがあると思っている。」と書かれていたように、今している仕事がベストではなくベターであることを常にどこかに置いておくことこそが、より利他の精神は磨かれていき、それが信用以上の尊敬へと変化するのだとおっしゃっています。ビジネスの極意とはお客様の尊敬を得ることであり、それが自分自身の成長にも会社の成長にも結果つながるのだなと感じました。そういうお客様に対する真心こそが、その人の哲学を生み出す種であり、人徳を高めていくことにつながるのだと学びました。

    次に塾長講話には中小零細からどのように成長していくのか?ということが書かれていました。ある1人の社員についてお話しされていましたが、創意工夫と合理化によって、これまでの仕事のやり方を、各事業部に喜ばれながら達成した実例でした。普通に運営したのでは、当然、利益は出ませんし事業にもなりません。にも関わらずその方は「実費だけ頂戴して、あとは自分たちで創意工夫をして事業にします」と宣言した。と書かれていました。このエピソードには本当に素晴らしい教えが含まれており、誰もが儲からない、つまらないと思っている仕事と思っていたことが、「一生懸命やったら儲からないはずがない」という一人の従業員の信念と創意工夫で大変利益を生み出す部門に成長したという実話でした。稲盛塾長は、この方を本当の事業家だと思う。とおっしゃっています。
    あれだけの大企業になり、一社員をそのように思える思考こそが素晴らしいなと感じましたし、社員に対する愛情をもたれていたからこそ、その方の働きが見えたのだと思います。どれだけ厳しい仕事でも、ポジティブな方向で考え、限りなく可能性を追求する姿勢があるかないかで物事の結果は決まるという本当に素晴らしい実例だと感じました。自社を見つめ直した時に、そのような社員もしくは幹部社員を育てることができるのか?と改めて考え直しましたが、育てられます!と自信を持って言い切れる自分はいませんでした。つまり経営者として、まだまだ社員に対する愛情も時間の掛け方も目配りも全てが足りていないのだなと反省した次第です。いつか当社にもこのような方を育てることができれば、それは本当に社員の皆さんが会社を思い、大切にしてくれている証であり、時間がかかっても、そういう社員を育て上げることを改めて自分の課題としよう!と思いました!

    また、松下電子工業との関係性についてのエピソードも、はじめは下請けいじめと感じた部分もあるが、それによって経営努力を積み重ね企業として成長していったことが書かれていました。
    松下さんのシビアな価格要求に対して、3分の2程の企業は不満を持ち、文句を言っていたが、結局そんなところは潰れた。とおっしゃっています。逆に稲盛塾長は、これこそが愛の鞭であると前向きに受け止めて、どんな値引要求が来たとしても自分は最後までやり通す!という強い信念をお待ちであったとおっしゃっています。大企業に値切られ、そういった不平不満は企業を破滅へと導き、困難に敢然と立ち向かった企業は生存し続け、さらに成長していくのだと学びました。どれだけ厳しい要求に対しても心の持ちようで、企業の道も経営者の人生も変わって行くのだと仰っていました。これは、正しく考え方が大切であるということだと感じました。
    日々の業務の中で、人はどうしても弱い部分があり、自分を守ろうとしてしまう心を無くすのは非常に難しいことです。しかし、経営者はそういう時でも、常にプラスに考える能力を持たねばならないのだと感じました。

    また、京都には大幅な成長を短期間で遂げた企業が多いが、それらの企業に共通するのが経営者の強い想いと、誰にも負けない努力を持つ気質の方が多いからだとおっしゃっています。
    事業を成功させた京都の経営者には、共通した経営者気質みたいなものがある。
    多くの方が、終戦から必死に生きてきた、勤勉な人たちであったということ、数字に強い人たちであったということを挙げられていました。
    経営者は時代が変わっても、結局は数字に強い人が生き残るのだということを改めて感じました。いつも塾長がおっしゃるように、飛行機の計器を見るように詳細に会社の数字を見て、トラブルが起きるとどこを改善するべきかを理解できなくては経営者として失格であるとおっしゃっています。私自身は、この言葉がすごく好きで、数字に対して真剣に向き合い、常に数字で管理しようと自分なりに勉強し、今も努力を積み重ねているつもりです。しかし、数字だけ見て、ただ単に儲かるか儲からないだけを見る経営者ではいけないと考えており、その数字を作り出す人に対してもきちんと向き合うことも大切なのだ、と自分に言い聞かせながら社員と接するようにしています。

    また事業の多角化についての方法として、関連した事業に進出する、自分の得意技をさらに磨く、などの方法があるが、それはたいへん難しいことであり、努力だけでなく、精神の集中力も要求されるのだとおっしゃっていました。現在、コロナの影響によって多角化を進める企業も多い中で、自社を見つめ直した時に、多角化も考えましたが、今では無いな、というのが正直な考えでした。それは、このコロナ影響下が続く中で、多角化をすることは、極めて見通しが見えないということが大きな理由でした。いつまで続くかは誰にもわからない、今後、政府がどのような方針を示し、どのような制限が経済に対して影響を及ぼすのかわからない、そういう誰も経験したことのない未曾有の事件だからです。だからこそ、今は多角化を推進するよりも、先が誰にもわからないのであれば、いかにキャッシュアウトを抑えるのか?ということだけに専念したからです。前もって多角化されていた企業様は、非常に素晴らしいと感じておりますし、羨ましくも感じました。だからこそ、このコロナの影響が落ち着き、ある程度の見通しができた時にこそ、多角化経営にも取り組んでいかなければと反省した点が多くありました。多角化を勧める際に、得意技の延長線か、跳び石を打つか?その判断力が経営者の未来を見通す眼力なのだと思います。思いつきでするのと判断材料を集め、検討して挑戦するのでは、きっと結果も違ってくると思います。この先、多角化経営を進めるときが訪れたならば、今回の話をもう一度、読み返して、何度も試行錯誤して判断すべきだと感じました。
    なぜなら、塾長自身が、事業の多角化は困難であり、危険も伴うとおっしゃっており、誰にも負けない努力を続ける覚悟があってこそ挑戦するのだとおっしゃっているからです。多角化という険しい坂道をどのように登り成功まで導くのか?経営者の本質が問われるのが多角化経営なのだと感じました。

    今号では、非常に大切なことをまたいくつも学ばさせていただきました!次号も真剣に向き合い、しっかりと自分を見直すきっかけになることを願います。

  5. 第20回機関誌マラソン 宮畑和広

    塾長理念 お客様の尊敬を得る

    高い技術などでお客様を感心させて尊敬を得るのが一般的であるかと思います。しかし現実には資金などの問題もあって全ての会社がそれを出来るとは限りません。
    私は子供が産まれて家族が増えてからはとどこに行くにも何を買うにしても価格よりも、私たち家族の気持ちを大事にしてくれるお店や業者さんのところにお願いするようになりました。私はささやかな取り計らいや気持ちを汲んでくれる態度にありがたく感じそのようなお店や業者さんがどんなに規模が小さくても私はその方々を尊敬してしまいます。
    立派な装備、技術も大事ですが平行してこの気持ちがお客様から尊敬を得る為には大変大事と考えます。

    塾長講話17

    インパールの生き残りで塚本さんは有名ですね。奈良でもイムラ封筒の元社長様も生き残りという事で平成の初めまで壺阪寺でインパールの大きな法要をされてましたね。

    「下請けいじめは愛のムチ」ここは経営者の考え方や度量が鍛えられるところですね。ここで大事なのは心のあまえや弱さは全部捨てる。しっかり勉強してさらに悲壮なまでに勉強して努力してそして見極めも鍛える。そしてより良い判断が出来る人間になる。と自分に言い聞かせてます。これを良い方に乗り越えてこられた塾長の講話は大変勉強になりました。

    10ページの前半、お茶屋さんの話があります。専門家を雇う場合、やはり先に何をどうしたいのかまでの勉強をしてから雇わないとうまくいかないと私も過去の経験から感じました。いくら忙しくとも仕事を整理して手間隙を惜しまず勉強する時間と癖をつけなければいくら専門家を雇い金をかけてもけして自分も会社も根本の成長は無いと思いました。

    「旅行代理店が損害保険」はJTBが主体だったかと思います。当時、旅館などが旅行代理店からの送客がほとんどだった時代、旅行代理店の力は絶大で旅館などはどうせ火災保険に入るなら最大手のJTBから入るのが得策だったのかと思います。一見、飛び石に見えるけど強みを生かしたやり方だと思います。私も一見、全然違う業種に見えても強みが生かせるかもしれない仕事を常に探せる感覚を磨いていきたいと思いました。
    以上 今回も勉強の機会を与えて頂き有難うございました。

  6. 機関誌「盛和塾」20号

    <塾長理念・お客様の尊敬を得る>
    「商いとは、信用を積み重ねていくことです」
    「いい品物を安く、正確な納期で、そして素晴らしい奉仕の精神でお客様に提供することで、信用は得られます」
    商売の基本中の基本ですが、あらためて言われますと、このような基本ですら再度突き詰めて現状を考えてみたいと思います。
    「商売の極意とはお客様の尊敬を得ることだと思います」
    「人を自然に敬服させる器量。この資質を身に付けることを学ばなければ、大きな事業を進めることはできません」
    まさにその通りだと思います。道は遠いですが、その器量を身に付けるため努力し続けるしかありません。

    <塾長講話・中小零細から中堅企業・大企業に発展するためには何が必要か>
    「企業というのは、初めから見込みがあってスタートするものではありません」
    「どこにでも転がっていそうな、身内ですら継ぐのを嫌がるような仕事を、素晴らしい事業に育てあげるということが実はベンチャービジネスなのです」
    おそらく宝の山の中にいるはずです。それをまだまだ素晴らしい事業にまでものにできていないだけです。
    塾長のいわれるとおり、ポジティブな方向で考え、限りなく追及する姿勢をもっと強めなければと思います。
    「くそ真面目に一生懸命になるということが、運のつくもとなのであって、まぐれでは運はつきません」
    京都のベンチャー型経営者の方々が今の地位を築かれたのは、もともと凄い方がくそ真面目に誰にも負けない努力をされた結果であるということをあらためて教えていただきました。
    「経営者は、計数に強くなければ絶対にだめなのです」
    これは塾長がいつも言われていることで、税理士である私はいつも勇気をいただいています。
    「どちらかといえば小心で常に不安感を持ち、危機感を持った人が経営をしなければ会社は伸びません」
    「何とかしなければということを毎日毎日考えているわけです。そして、そのためには専門家が必要だ、他の経費を節約してでも大学で専門の勉強をした人を採用して研究・開発をしようと考えます」
    「研究というのは何を解決するかというはっきりした目的のもとにやるべきものです。はっきりした目標のないお守りみたいな研究なら、止められたほうがいい」
    危機感、不安感をスタートに、何とかしなければということを毎日毎日考えること。そして目的をもって研究開発を進める必要性、要諦が述べられています。非常に参考になりました。
    「中小企業から中堅企業に発展するには、いま会社を支えている主力製品のような製品をいくつ開発できるかということにつきます。多角化が、企業発展の要諦なのです」
    「それを実行するためには、遊ぶ時間などとてもありません。それこそ誰にも負けない努力が必要となります。努力ばかりか、神経の集中力も要求されます」
    多角化こそが、企業発展の要諦であること。そのためにはそれこそ誰にも負けない努力ばかりか、神経の集中力も要求されるということ。こちらも本当に勉強になりました。

    <あの日あの時稲盛和夫氏>
    「会社が成功したからといって決して驕らず、自分を戒めながら若い時から心の問題、人生のこと、自我について自分で考えておられた」
    「借り物ではない、自分の頭で真剣に考える」
    「情においては海よりも深く、理においては山よりも厳然として」
    心の問題、人生のこと、自我について、全てのことについてまだまだ考えが足りません。
    とにかく自分の頭でさらに真剣に考えていきたいと思います。
    ありがとうございました。

  7. 明里スプリング製作所
    明里幸祐
    塾長講話
    今まで感じたことのない勇気とやる気を感じ、同時にいかに自分がまだまだ甘えているのだと痛感させられる章でした。下請けイジメは愛のムチでは値決めは経営と言われている塾長が、相手先からの無理な値段にもどうすればその価格で採算が取れるかを考え利益を出される姿は下請け企業からすればとんでもない方だと思います。
    値決めは経営という理論からすると、無理な価格は断っていくものだと思っていましたから意外です。無理な要求でさえも感謝に変えるその心の強さ感服いたします。
    塾長経営問答
    大阪エンジニアリング中村塾生の悩みに共感できました。当社のベテラン(私以外全てベテランなのですが)は機械をセットするのも素早く、正確で生産性が高いのですが日々の仕事が彼らからすると単調で(毎日同じ作業になるから)目標を設定しにくく、決してサボったりしているわけではないが刺激を与えることはできないかと思っておりました。幸いにも私を含め、機械を触る新人がもう一人いるので後身の指導に熱を入れてもらいたいと感じているところでした。若い社員にはベテランに指導を受ける事で熱が入り指導を新たなやりがいに感じてもらうベテランになってくれるよに制度化を考えなければと思います。
    今ここに生きる塾長の一言
    株式会社ホイッスル三好塾生経営される「揚州商人」は本当に美味しいラーメン屋で特に小籠包が格別で関東に行く際には必ず立ち寄るお店です。同じ稲森哲学を学んでいると思うと嬉しく感じました。集団世襲で飲食業で世界一を目指すという大きな目標は素晴らしい目標だと思います。私は3代目ということで家業に戻りましたがやはり父である社長は少なからず嬉しかったようです。子が親と同じ仕事をするというのはお互いにとって変えがたいプラスの作用が働くのでしょう。それを従業員にもというのは組織として強くなるものに違いありません。子に自信を持って勧めれるそんな企業を目指していきたいと思いました。

  8. 機関誌 盛和塾 第20号 【 岸 克行 】
    『塾長理念』【お客様の尊敬を得る】
    「商売の極意とはお客様の尊敬を得ることだと思います。」
    私も永年そう思ってきましたが、大きな誤解をしながら過ごしてきたように思います。若いころは、マーケティングの専門家として、より成果が見込める手法が提案できるよう日々情報収集し、解決策のプランが泉のように湧き出ること。それがお客様の業績工場に貢献できるので、我々の唯一の価値だと思っていました。
    中小企業診断士資格取得後は、とにかく勉強しなければと、流行りの経営書を読み漁り勉強会にも参加していました。ところが診断協会に入り2~3年経つとコンサルタントの内情がわかってきました。売れている人ほど謙虚なのです。
    その先生についてよく話を伺うと、「ちょっと知っていることをベラベラ喋り、中小企業に上から目線で見ているコンサルタントはほとんど売れない診断士。」なるほどそうかと見渡すと、その通りでした。
    そこで薦められた本が「心を高める、経営を伸ばす」でした。そこからのご縁で盛和塾に入塾させていただいたことになります。
    実は、哲学を持つということが、まだまだ腑に落ちていません。
    私は崇高な哲学を有している。よってあなたとは相いれません!などとなってしまえば、それこそ傲慢の極みです。まだまだ分からないながらも、コツコツと徳をつんでいくようにしていきたいと思います。

    『塾長講和』
    【中小零細から中堅企業へ、そして、大企業に発展するためには何が必要か】
    しがない仕事を高収益事業にした才覚
    機関誌後半、あの日あの時稲盛和夫で登場されている村田機械の村田社長も、次のように言っておられます。“当たり前の、お客様が困っておられることに宝の山があることを発見しました”どうしてもハイテクに目が行きがちですが、身近なローテクこそ宝の山です。
    その宝の山を見つけるのには、ありのままを見つめることが大切です。
    やりようによっては、もっと行けるはずだというポジティブな姿勢は、私の商売柄大変重要です。
    人には今までそう助言をしてきましたが、今回ハット我に返り、自分のビジネスでもそれを見つめようと思います。

    『塾長経営問答』
     機関誌マラソンのご褒美のようなコーナーです。不遜かもしれませんが、自分なりのアンサーを用意してさぁ塾長がどのように回答されるか。大変ためになります。
     前号で、会社はモノカルチャーでなければいけない。多様性は社会には必要だが、会社はモノカルチャーであるべきとの塾長コメントに悩みを感じていました。
     今回、北大阪中村塾生のベテラン社員の自己啓発意識を乞うよさせる方法については、“いろいろな人がいてこそ組織は強固に”と述べられています。
     今回は、有資格者そのものを偏重する危険性も指摘されていましたので、このような回答になったようです。以前も、新規開発に熱心でないベテランについての相談にもこのような回答だったと思い出しました。
     多様な人材を有しながらのモノカルチャーとはいかなるものかを掘り下げたいとと思います。
    以上。

  9. 20号平成9年
    塾長講話はの流通事業部の独立採算は刺激的でした。流通事業とはいえ、小売販売をするわけではなく、あくまで、各生産部門から上がる商品の配送部門の内容とお見受けしました。滋賀の工場長のリーダーシップが秀逸ですが、稲盛塾長はその後に出てくる、松下さんとの交渉エピソードからも、自分を擬えながら、同じ毛色を持つ人材が出てきたことを大変喜んでいたに違いありません。
    そして5億の利益を達成してしまい、事業として成立させてしまいますが、稲森塾長も知り得ないほどの、相当たる決意と覚悟で臨まれたのだと推察しますし、お話を聞いてみたいと思いました。
    松下さんからの身を削らされるような値切りで、決算書をごまかして持っていく稲森塾長が人間味があって微笑ましく思いました。
    ですが、反骨精神の塊で他を蹴散らし、受注に食らいつく様は、やはり稲盛塾長の真骨頂であり、感化されました。
    中小零細から中堅へ昇って欲しい!そういう塾長の言葉が随所に聞こえてきそうな塾長講話でした。

    われ虚心に経営を語る
    イマジニアの神蔵塾生は、ミサワホームからも支援を受け、ソフト事業を起こされますが、三澤社長の先見の明にも、感嘆でした。

    人のやっていないことをする、それがソフトビジネスの肝。モノマネ的な昨今のゲーム業界の中、古くから生馬の目を抜くような存在だと思っていた同社の戦略は、もがき苦しみながらうまれたものなのだと、知りました。
    そしてこのときすでに、すべての情報をデジタル展開するとして、ソフト開発だけでなく、版権やコンテンツビジネスにも多角化されますが、これも稲盛塾長に追い付追い越せとばかりに励まれた結果なのだと思いますし、襟を正す思いです。
    勉強になりました。
    ありがとうございます。

  10. 機関誌駅伝「盛和塾20号」2020.6.29締切
     当社は以前メイン商材であるブラシ以外にも化粧品や食品など様々なものを取り扱っていました。
     それぞれ良い商品ではあったのですが、盛和塾に入って事業の「目的意義」を考える機会をいただき、私の使命とは何かというものを問い直した時、「スカルプケアブラシ」に集中特化していくことに決めました。
    その結果、製品の研究やその効果効能についてもエビデンスを取り、特許の取得や世界一と言われるほど厳しい検品基準、と言うものを妥協なく行うことを倦まず弛まず行って参りました。
     狭いカテゴリーの分野ではありますが、ある時からそれまでのいくつかの誰にも負けない努力が認められたのか、お客様から素晴らしいよくやってましたねとお褒めいただけることが多くなりました。
    そして商売もお客様からご指名いただけることが多くなったのです。
    塾長が正に仰っていることを実感しております。
     まだまだ小さい市場を相手にしていること、そして当社自身もまだまだ小さいのですが、私は市場そのものを大きくしていく努力も行っております。
     これからも自分たちの市場、そして自分たちの事業、商品というものを信じて市場ともども当社も大きく成長する努力を重ねて参ります。
    塾長がファインセラミックスという全く新しいマーケットを開拓されました様に、私たちも新しいマーケットを開拓していきたいと思いました。
     そのためにさらに精進して、お客様から尊敬していただける様に頑張って参ります。
     
    (塾長講話)
     この塾長講話が私は大好きです。
    創業者はもちろんのことを2代目、3代目の事業承継者であっても関係なく、経営者に必要な条件というものはあるのだと思います。
    その一つとして大して立派ではない仕事であっても、それを立派にしていく新しい発想をどれだけ生み出し、ビジネスに出来る企業家精神が大事だと思いました。
     塾長は仕事を常に創意工夫をするように教えてくださっておりますが、このベンチャー精神が企業を大きくし、また不況になっても企業守るということにつながります。
    そのいつ何時であってもクリエイティブな精神の継続を決して忘れてはならないと思いました。
    もちろん従業員がそれを理解し、自分たちもそのように考えてくれれば俺に金棒ですね。
     「ここからはもう利益は出せないだろう」というシビアな京セラの流通部門を事業化して、40億円の事業にされた社員のエピソードは、正に鬼に金棒状態で、京セラの凄い人材の厚みと教育の浸透、チャレンジ精神のある社風に感心いたしました。

    さて、「下請けいじめは愛のムチ」のところで感心しますのは、松下電子工業の決算書まで出させて値切る凄い迫力、それを部門の担当者が仕入れ先の社長を相手に交渉出来る知識と担力、それを逃げずに受けてたった塾長の真剣勝負に痺れます。
     現在、私が仕入れの交渉をしたり、営業の最前線に復帰してコロナ禍からV字復活しようと取り組んでおりますが、大いに勇気をいただきました。
     益々、やってやろうという気持ちにさえていただきました。
     事業を成功させた京都の経営者の7つの特徴と誰にも負けない努力を自分に照らし合わせてチェックしてみました。
     自惚れているせいか、全て揃っている様に思うのですが、後はその想いの強さの問題でしょうね。
     この「想い」というものは、人間性を高めて利他の精神を本物にしないとそうそう強くならないと思いました。
     ということは、運もついて来ないということになります。
     大きな事業目的を実現するには、目的が大きいほど様々な条件を高いレベルで揃える努力が必須の様です。
     次に事業の多角化ですが、当社も単品生産から早く抜け出したくて、何度も失敗しましたので今は単品の主力製品を伸ばすことに注力し直して力を貯めたいと思っています。
     しかし、研究開発も並行して進めておりますが、もっと目標を定めてやるべきだと教えていただきました。
     当社の関連商品の中で常識を打ち破る様な性能と発想を備えた商品を開発することの重要性を痛感しています。
     アイデアはありますので、如何にお客様の健康を守りながら美容の要求を満たせる商品を作れるか、出来ればそこにサスティナブルなものも備えさせたいと思っています。
     最近、ASMR(Autonomous Sensory Meridian Response)というなんともいえない心地よさ、気持ちよさ、ゾワゾワ感をテーマに製品の研究をしていますが、これらを3つ以上備える商品のみを発売する様にしようと決めているが、正に毛利元就の3本の矢のお話です。
    やっぱり、これを益々徹底していこうと思いました。
     会社を大きくしていくためには飛び石を打たずに得意分野を磨き続ける時期と、飛び石を打ってでも勝負しなければならないタイミングがあると思いました。
     そこで思い出したのは、「分相応か、任にあらざるか否か」という塾長の判断基準です。
     誰にも負けない努力をする覚悟ができたら、ぜひ挑戦してみたいと思います。
     最後に「経営者には成功欲から金欲といった我欲から利他の精神に目覚める変化がある」と教えていただいておりますが、そういった具合に経営者とその会社にも成長のステージがあるので、それを意識しながら自分が今どのステージでもがいているのか冷静に分析して、その時に応じた打つべき手を打っていくことの大事さを教えていただいております。
     盛和塾、盛経塾共にその様な得難い考え方、ノウハウをいただける大変意義深い塾だと改めて感じさせていただきました。

    今回も多くの気づきをありがとう御座いました。

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