機関誌マラソン第12号締切5/4正午です

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機関誌マラソン第12号

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機関誌 第12号を読んで、感想、気づき、自分の考え等共有くださいませ。

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  1. 機関紙マラソン12
    株式会社サキカワ 久保貴啓

    ●塾長理念 経営に打ち込む
    自分が全身全霊をかけて打ち込んでいるか?と言われると、自信をもって言い切れない。
    塾の中でも、話の中で自分との違いに劣等感を覚えます。そうならないようもっと自分自身と仕事に向き合い頑張る気持ちを前向ける心を持ちたい。

    ●フィロソフィ座談会
    竹平さんに対しての塾長のコメントで、経営者の禁句、丸々には及ばないと言ったことを指摘され、うちが出来ないわけがないと言うようにと言われたことに、共鳴。僕も、ネガティブな発言というか卑屈に?謙虚のつもり?なのか下に見て話す場合があるので、気をつけたい。自分の目指す人は常に傲慢でもないが!もしくは傲慢に近いあたりで、力強くポジティブに応答していることを思い出した。塾長の言われることにつながると思えた。

    ●塾長講和
    経営は自らの心で決まる
    六つの要諦
    1 経営の目的、目標をはっきりさせて、それを明確に打ち立てる
    2 戦略、戦術を綿密に立て、何回も繰り返してシュミレーションし、その成否を確かめる
    3 なんとしても、どんなことがあっても、それを達成したいという強い願望を持つこと
    4 一生懸命に努力をする
    5 全ての全組織に向けて伝え、それを引っ張って行くだけのリーダーシップを持つ
    6 優れた才覚、優れた商才

    自分は何のために経営しているのか?
    なぜ経営をしているのか?という基礎的な問いに対する解を持つことが、大事。
    これを心から理解して、従業員に伝え、その上で仕事をするようにしないと、迷いや戸惑い、又は日常の中で、力が発揮できないだけでなく、気持ちが落ち、悪循環になる。
    つまり、即答で何のために仕事をしているのか?と誰もがその問いに答えれるような仕事ぶりが大事。

    ●われ虚心に経営を語る
    神田正塾生のお話の塾長のコメントで、M&Aについてコメントなされてました。そこでのM&Aの考え方で、人材が育ってこないとダメだと言う事、会社の社風やら従業員の考え方など文化の違うものを取り入れると言う事はいろんな問題が起こるということを指摘されてました。私も似たような話をもらうこともあり、このコロナの状況でも今後もっと機会がありえる話と思っていたので、決断に迫られる時はよくよく考えないとダメだと再認識しました。
    何より今の規模の状態で従業員との信頼関係や人材を育てるということでまだまだ物足りなさを感じている私では、ダメだということかもしれません。また自分自身ももっと数字に強く、先を見通す力を養いたいと思う。

    ●京都賞記念公演 黒澤明監督
    黒沢監督の講演の内容が!っと思い貪るように読みました。昔演劇を志した時代もあったので笑とても面白く読めた…
    演じ手の話や監督の思いを読んでいると、よく理解できたり感心したりすることもあり、あの時にこの文章に出会って理解できる感覚が有れば、僕の人生は変わっていたかもしれない…演技も人生も会社の経営や従業員としての立場としても、立場が違うだけで、大切な事は、相手を感じ自分自身素直に正しい心で生きるということなんだと、黒沢監督も稲森塾長もおっしゃっているように思えた。
    僕は、従業員やその家族の人生も背負ったので、もっともっと努力が必要だと思いますが、もっともっともっと素直で大きな心を持つ大きな人になりたい。

  2. ①『アメーバ経営』について。

    河本塾生の発表を通じてアメーバ経営の魅力を知る事ができた。単なる部門別採算システムとして『数字を作ることのできる組織』ができるという事ではなく、その数字を作る人間社員が人間性を磨き、互いに成長することのできる教育システムでもあるということ。人間が数字に縛られるのではなく、人間がその人の生活態度や考え方を正しくし、それが数字を作って行く。アメーバとフィロソフィは両輪であるとはよく言いますが、正に社員たちがイキイキと活きながら更に成長し続ける理想的な集団組織の姿を体現させるための経営システムだと感じます。

    ②『物事を決める時に、世のため人のためになるかならないかで決めた時、それは素晴らしい方向に展開して行きます。決めた事が成功するに留まらず、その人の運命すらも良い方向に変えて行くのです。』

    塾長が何度も仰っている「利他の風を受ける」という話。我田引水ではなく、世のため人のための判断を、「必ず」選択すること。経営者・事業者にとって忘れてはならない事、稲盛門下生として最大の教えと学びでは無かろうかと思います。しかしながら何度もこの教えを耳にしているにも関わらず、日常の経営業務の中では百発百中で、この正しい判断が出来ているであろうか?いま一度、そしてこれからも常に、この教えを心の中で繰り返し繰り返し噛みしめねばならない。

    ③『自分が相手に対して猜疑心を持てば、相手も自分に対して猜疑心を持つ。自省の心を持ち、私心を捨て、相手の立場に立つ事。そうやって私心を捨てた時、相手の姿が見えて来ました。相手の事を信頼すれば、相手も自分を信じてついて来てくれる。人を信頼し、社員の力を信じる。これが難局の中で学んだ、私の経営の原点です。』

    寺岡オートドア古野塾生の発表には、将来社長になってからの私自身を投影しながら拝読させて頂きました。誰にも負けない努力をしようと奮闘していると、何で俺だけと時に他人に対しても同じものを要求したくなります。誰にも負けない努力をしようと奮闘していると、他人が怠け者に見え、腹立ちが沸いて来ます。そんな未熟な精神であるうちは周囲の信頼と協力を得る事は出来ません。

    私心を捨て、エゴを捨て、人を信じ、人を励まし、夢を語り、自らは誰にも負けない努力を続け、また人を信じる。そうした毎日の積み重ねが地道ながらも組織という人間集団を育んでいくものだと感じました。

    とは言いながらも、毎日の積み重ねの中では、人間と言うものはつい初心を忘れ、無意識のうちにあらぬ方向に傾いて行ってしまいます。そうならない為にも、常に心を高め、心を改める習慣が必要であると感じております。機関誌マラソンはそのためにやっていると言っても過言ではありません。

    以上。

  3. [盛和塾]12  稲盛さんと比べたらひよっこ、努力が足りません

    12号の裏表紙に「経営に打ち込む」とあります。

    60歳の定年後起業、定年後社労士試験に合格、61歳で社労士事務所開設。

    昨年9月に満10年を迎えました。

    定年後にしては、よくやった、と自分をほめてやりたい反面、
    稲盛さんと比べたら、まだまだひよっこ、足元にも及ばない自分がいます。

    私ははたして経営に打ち込んできたと言えるのだろうか。

    どこかに甘えがあって自分に妥協してきたのではないのか。

    塾長講和は「経営は自らの”心”で決まる」とある。

    私は部下に任せるタイプである。

    実は、それで娘の鎌倉美智子も伸びてきた。

    しかし、任せることと無責任は異なる。

    常に問題から目を離さず徹底して対峙する。

    最近、二人の女性に入社いただきました。

    一人は大阪府立大学出身、一人は神戸大学の出身です。

    どちらも、30人、40人を超える応募の中から採用しました。

    彼女たちの人生を背負って、幸せな人生創りのお手伝いをしたい。

    福岡労務経営事務所に勤務することにより、充実感を覚え、自己実現をしてほしい。

    二人が出社する日は、日めくりカレンダーの読み合わせから始め、意見を交換します。

    私がしゃべりすぎると、鎌倉からイエローカードが出ます。

    経営は自らの”心”で決まる。

    そして、みんなの”心””考え方”で変わるとも申せましょう。

    日めくりカレンダーによる話し合い。

    大切にしたいと思う日々であります。

     R2.4.30  福岡 英

  4. 盛和塾12号 ワキ製薬㈱ 脇本

    今号の『塾長理念』を読み、改めて真の経営者の姿というものを学びました。真の経営者の姿は、今、このコロナ影響下の元で表に出てくるのだと思います。塾長がおっしゃるように、自分の全知全能、全身全霊をかけて経営を行なってきたかどうかが問われているのだと思います。経営者として、従業員の生活を守るために、どれだけ命掛けでしてきたか、どれだけ従業員の雇用を守る責任感を毎日、意識して経営してきたか、その意識をどれだけの期間、続けてきたかということが、試されているのだと思いました。塾長がおっしゃるように、経営というのはそれだけ過酷なことであり、少しの甘えも許されないのだと思います。今回のコロナ騒動で、これまでの甘えを反省する経営者は非常に多いと思いますし、私自身もこの経済状況において、今の自社を省みると反省すべき点が多く見つかりました。しかし、塾長が今号の塾長理念でもおっしゃるように、そういう状態を経験し、乗り越えてこなければ、真の経営者としての資質は磨けてないのだと思います。こういう厳しい場面をいかに乗り越えるか、こういう苦しい場面から何を学ぶかで経営者の質が高まるのだと思います。今回のコロナ騒動を良い教訓として、新たな時代の始まりに対応した経営スタイルを自分なりに確立していかないといけないなと感じました。
    また、『塾長講話』では、経営は自らの“心”で決まるをテーマに話されていました。創業時から、たいへんな恐怖感を抱きながら経営してきたとあります。私自身も日々、恐怖を感じながら仕事をしているな、と常に自覚しております。それは、父のあとを継いだときからの経験で、お金が無い倒産の恐怖というものを実体験しているからです。ですので、塾長と同じように、どれだけ業績がよくなろうが、成長しようが、常に恐怖感から脱却した日はありません。そんな中で、今回の「6つの要諦」を改めて拝読し、非常に勇気をいただきました。特に3番目の、中村天風氏の言葉で「強烈な願望を抱く」「不況が長引いても、そのせいで、などと言い訳は言わない。」まさしく今の状況だと感じました。コロナウイルスのせいで倒産した、資金繰りが悪化した、だから事業継続ができなくなった。この3番を拝読し、それらは全て言い訳であって、長年、事業を継続してきた中で、もっと努力できるところがあった、備えることができた、と反省しなくてはいけないのだと、改めて感じました。
    「6つの要諦」の後でこう書かれています。「いくらいい経営をしていても、いい人生を経過していても、突然没落をする人もたくさんいる。自分もそうなるかもしれない、なぜそんなことが起きるのか、それをいろんな意味で考え悩みました。そのうち、自分は何のために経営をしているのか、なぜ経営しているのか」。これを読んでいる中で、塾長が常におっしゃるのは、経営者というのは従業員の幸福のために仕事をするのである、ということです。
    いつの間にか、業績が良くなり自分に甘くなり、甘くなったことを言い訳する、そういった小さい積み重ねが企業を弱体させる、気づいたときには突然没落をする、そういう人がたくさんいるのだと改めて気づきました。自分はそうなっていないか、常に自問自答を繰り返し、従業員に恥じることの無い経営者にならないといけないことを改めて強く感じた次第です。
    塾長は、経営者が判断するのは「心」とおっしゃっています。人の心の中で一番ベーシックなものは、本能レベルの“心”であり、無意識に“損得”という本能の独壇場が現れるのだとおっしゃっています。都合がいいか悪いか、儲かるか儲からないか、という点が、本当の最終判断基準になっており、人間としての「真・善・美」の心で判断できる経営者になるように私たちに説いておられます。そういう判断が出来るようになったときに、私たちの存在する意味が理解できるのだということです。自分や会社にとって良いか悪いかではなく、世のため、社会のためというメッキではない本物の利他の精神に到達した経営者の企業のみが、成功するだけでなく、運命すら好転するのだとおっしゃっています。稲盛塾長は、「全従業員の物心両画の幸せを追求する」ことを会社の存在理由に挙げられています。人のため世のために尽力することが、自分の運命や企業の運命を変える、そういった本物の利他の精神が少し欠落していることに気づいた経営者だけが、事業が成功した、成功しないということ以上に素晴らしい人生を送れるとおっしゃっています。
    今、このコロナ影響下において、数多くの企業が経済的損失を受け、もしかすれば数ヵ月後には存在していないことも考えられます。そんな今だからこそ、過去の自分を反省し、いかに経営者としてこれからの人生を歩んでいかねばならないのか、そういったことを改めて私たちに教えて下さっている号だと感じました。

  5. 機関誌「盛和塾」12号

    毎日いろいろな問題が生じ、週末にはかなり精神的に膿がたまってきていると感じるこの頃ですが、丁度良いタイミングで機関誌を熟読し、感想を述べる機会があるというのは本当に有難いと感じています。まさに今この時にドンピシャな救いをいただける気がして、機関誌を読むことが楽しみになっております。
    また、後々見直した時に復習ができるよう、今回も塾長の言葉の中で特に感銘を受けたものの羅列を中心に記述させていただきますことご容赦いただければと思います。

    <塾長理念・経営に打ち込む>
    「命をかけるくらいの責任感で毎日を生き、その姿勢をどのくらいの期間続けてきたかということで、経営者の真価が決まる」
    「自分の時間も持てないでしょうし、体力的にも精神的にも耐えられないような重責が続く」
    「そういう状態を経験し、乗り越えてこなければ、真の経営者としての資質は磨けないのではなかろうか」
    いきなり大変厳しい言葉ですが、頑張るしかありません。

    <フィロソフィー座談会・我が企業に生きる塾長の一言>
    「社員一人ひとりが、飛行機のパイロットのように計器を見て、数字による経営、全員参加の経営をしなければならない」
    「アメーバで私が感じることは、数字の話を通じながらその人の生活態度、考え方というものが全部出るということ。数字を作るその人の人柄、人間性という人間そのものの教育ができる」
    「業界が赤字であることと、会社の利益が出ないことは関係がない。経営が間違っている」
    「必要なのは、従業員が本当に安心して働ける会社にするためにはどうすればいいか、そういうことをド真剣に考え、実践できる幹部である」
    「いちばん強い技は何か、武器になるものは何かということを追及するべき。ある得意技があれば、他の製品、他の分野への応用や展開は十分に可能」
    「✕✕には及ばないというのは、経営者として禁句。あそこができるなら、うちができないわけがないと言うべき」
    「デフレ経営になっていくと、収益性、つまり利益を出し得る企業体質を持っているかいないかが企業の命運を握る。量の拡大よりも中身を濃くする経営に力を注いでいただきたい」
    今アメーバ経営について、もう少し深く知ろうと書物を中心に勉強しています。が、やはり実践が伴わないとなかなか深堀が難しいというのが実感です。まだまだ不十分ですが、さらに勉強していきたいと思います。

    <塾長講話・経営は自らの心で決まる>
    「経営というものは六つくらいの要諦を守ればできる」
    「ただ、その六つのことだけでは、いつなんどき没落の悲運に遭うかもしれないという気持ちが常につきまとっていた」
    「自分は何のために経営をしているのか、なぜ経営をしているのかという、基礎的な問いかけに対する解を持っていないことに気がついた」
    「全従業員の物心両面の幸せを追求すること、人類社会の進歩・発展に貢献することを会社の存在理由にした。それは最も素晴らしいことだと思っている」
    「そこにはリーダーである私のエゴが消えてしまっている。全従業員のという言葉の中には私も含まれているし、同時に人類社会の進歩・発展に貢献しようという中には、皆さんが、全てが幸せになろうという念が込められているからである」
    「ひたむきに、みんながうまくいくようにといういき方で物事を決めていけば、仕事自体も正常に発展し、素晴らしい幸運も呼び込めるのではないかと思う」
    「常に、喜びと感謝に満たされた心で、毎日毎日を精進していきたいものだと思っている」
    「この現世に生まれて、すべて存在している我々人間は、少しでも世のため、人のためになるようなことをすることで、自分の運命すら、企業の運命すら変えられる」
    「単に事業が成功した、成功しないということはとるに足りないこと。素晴らしい人生を演じてみてこそ、生きる甲斐があるというもの」
    六つの要諦を守り、事業を成功させることに四苦八苦している我が身から見ると、その先のことまでなかなか思い至りませんが、後段の中村天風さんのお話と同じく、やはり「利他」の考え方、心の持ち方が決定的に重要であるということだと思います。自分の運命すら変えることのできるくらいに精進するしかありません。

    <われ虚心に経営を語るⅠ>
    「大切なことは、あなたと従業員の人間関係」
    「人を当てにしようと思うけれど、人の心ほど移ろいやすく、儚いものもない。同時に、人の心ほど当てになるものもない」
    「素晴らしい団結を築いていくためには、従業員を裏切らない、信義に厚い心で迎えてあげること」
    「ユニット・オペレーション、一つのユニット、単位が素晴らしい経営になっていれば、それがいくつに増えても管理することができる。社長が走り回らなくても、今までと同じ労力で十分やっていける」
    従業員に対する心の持ち方を教えていただきました。なかなかでききれない自分がいますが反省してできるように努力していきます。

    <われ虚心に経営を語るⅡ>
    古野社長談「人の心は自分の鏡。自分が相手に対して猜疑心を持てば、相手も自分に対して猜疑心を持つ。自分から心を開き、私心を捨て、私利私欲を捨てて相手の立場に立つように努力する」
    「相手のことを信頼すれば、相手も自分を信じてついてきてくれる。人を信頼し、社員の力を信じる」
    先程の塾長のお話と同様、従業員に対する心の持ち方本当に勉強になりました。

    <心の研究>
    中村天風氏「人間の使命というのは、最終的には人のため世のために役立つ自己を完成させることによって、愛と平和でもって世界に貢献すること。そのために、まず自分自身を磨こう、自分の本当の人生をうち立てよう」
    「大いなる和らぎの心、これが大和心である」
    「経営者は、従業員、地域住民、お客様、そして家族といろんなところに影響を与える。経営者は経営という場を通じて自分自身も含めて運命をいかに拓いていくかが大切」
    「人間は、自分が思う以上に素晴らしい力を本来持っている」
    「運命を拓くというのは、自分の運命を拓くと同時に、そのエネルギーが光となって、周りにそれを照らしていくこと。それがこれからの、特に日本の経営者の大きな使命」
    いかに経営者は、その責任が重いかということ。経営者としての生き方が問われているということですね。自分を磨いていくしかありません。
    ありがとうございました。

  6. フィロソフィ座談会
    数字に対する意識を従業員にも感じてもらう展開をしなければならないと感じました。
    値決は経営と言いますが、やはり利益を出してくれるのは従業員一人一人の働き方によるものが大きいと思いますし、一つの注文に対して経費をいかに抑えて利益を残すか
    を考えて仕事をしてもらう必要があるなと感じました。
    アメーバ経営に関してまだまだ勉強不足ですので実践すべくコツコツ学びたいと思います。
    塾長講話
    ここで学んだ六つの要諦を踏まえつつ、経営に必要な本能、五感、直感の精度を高めるためにも自らの心の鍛錬をしていきたいと思います。しかし必ずと言っていいほどに私を邪魔するのが親族経営であるが故の甘え、親族さえ良ければ良いではないかと言うエゴです。これをいかに抑え込むか。利己を抑えこみ従業員の物心両面の幸福を追求し、
    世のため、人のためになるかならないかをも決断する際の判断基準に入れることを忘れてはならない。
    東日本寺岡オートドア株式会社 古野氏
    人の心が自分の鏡 相手を信じれば自分を信じてついてきてくれる。
    勇気をもらう言葉であります。先に学んだエゴを排除して正しい「心」を持ち従業員を信じる。この言葉に少しでも近づくためにも精進するだけです。

  7. 機関誌「盛和塾」12号   【岸 克行】

    <フィロソフィー座談会・我が企業に生きる塾長の一言>
    「アメーバで私が感じることは、数字の話を通じながらその人の生活態度、考え方というものが全部出るということ。数字を作るその人の人柄、人間性という人間そのものの教育ができる」 だからこそ、管理会計ではなくアメーバ経営と名付けられた。アメーバの集合体が企業の経営なので、アメーバを構成する人間性の集積=経営者の人間性である。自らの人間性を高めて、従業員の人柄、人間そのものを高めていくのが継続的に経営を良くする唯一であり。やったことは数字に表れる。
    機関誌マラソンの私の投稿が遅いのも、私の生活態度、考え方の未熟さが出ていることになる。
    「経営者として禁句ともいうべきことを口にされました。「××には及ばない」というのではなく、「あそこができるなら、うちにできないわけがない」と言ってほしかったですね。」
    塾長が禁句という言葉がでて、一瞬息を飲みました。激しい叱責を予想しました。座談会の流れやメンバーとの関係性でそうはならなかったと理解し、私は厳しく叱られたと受け止めました。何気なく、××に及ばないと使っています。きっとそう思っているからです。しんどいことを辞めて楽したい、楽したい。反省しかありません。
    「私には宝の山に思えます。十億や二十億の利益は簡単に出てくるはずです。そういうふうに発想を変えてやってください。」私もそう言ってみたい。言ってはいるが、私がいうと説得力がないのではないか。

    <塾長講話・経営は自らの心で決まる>
    「いったん成功されながらも挫折するというのは、ほんのわずかな、このことが欠落していただけだと思います。」このこというのが、「この現世に生まれて、すべて存在している我々人間は、少しでも世のため、人のためになるようなことをすることで、自分の運命すら、企業の運命すら変えられるのです。」
    ほんの僅かどころか、このことがなければ、存在意義がないということです。そのことに気付いたのであれば、心して人生を歩んでいくべきです。

    <われ虚心に経営を語るⅠ>
    関西では馴染みが薄い日高屋さんの神田塾生。このような美しい心で経営されていたとはつゆ知らず。非常事態宣言が収束して東京出張の折にはお店に立ち寄らせていただきます。
    M&Aについてのご質問は時代を感じました。塾長のお答えも人材に焦点を当てたゆるぎないものでした。

    <心の研究>
    中村天風先生の本は買ってあるけどつん読状態で、なかなか手につきませんでした。
    改めて勉強しようと背中をおしていただけました。
    <あの日あの時稲盛和夫氏 稲盛さんはあった春化にこちらの細胞が開く人>
    「良いものは売れないはずがない。」人の心に訴えるものは、モノであれ映画であれ、必ずはやることに結び付くのだから、「あなたの責任は、それをどうやってちゃんと元に戻すかを考えることです。」
    元に戻すというのは、映像作品などのクリエイティブな仕事でも現実的に使った資金を戻すというビジネス的な意味だったと思いますが、私には、売れないわけがない=売れる状態が自然なわけだから、その状態に戻すと聞こえました。
    創意工夫は必要ですが、手練手管の奇策ではない、あるべき姿に戻す。これなら改革を改革と意気込まなくても平静に対処できる考え方かもしれません。

    <第10回京都賞受賞記念講演 黒澤監督>
    黒澤監督はじめ、世界の巨匠、偉大な監督たちの人物の大きさを改めて知ることになりました。そして黒澤監督もそのようになりたいと一生懸命努力されていること、今日あるのは先輩監督のおかげであると深く感謝と尊敬の念を抱いておられることに感銘を受けました。
                                                      以上

  8. 機関誌駅伝「盛和塾12号」2020.5.4締切
    (経営に打ち込む)
     経営には体力的にも精神的にも超人的な強さが必要だと思いました。
     特に塾長がおっしゃるレベルまでいくには、相当経営にのめり込んだ状態でなければならない。
     私も創業から3年ほど前まで睡眠時間も関係ない様な仕事の仕方をしておりました。
     それは仕事が面白かったのと会社を潰してはならないという使命感もありました。 
     最近は休養をとったり身体を動かして体力をつけることが必要になって来ましたので、それも意識しながら頑張っていきたいと思います。

    (我が企業に生きる塾長の一言)
    皆さんのお話では、会社の数字をただオープンにするだけではなく、社員一人一人に至るまでその数字の意味を理解し、数字の達成を意識して仕事をしてくれる様な状態までにしなければならないと思いました。
     それがつまりはアメーバー経営の本質であると思います。
     社員が成長するには経営者の我々ですらそう簡単に分からない数字への意識を、時間がかかるものだと腹を据えて根気強く教えていくことが大事だと思いました。
      特に景気後退期でデフレ環境下でもあった当時は現在ともよく似ていると思います。
     しかし、百円均一などが出て来て不景気ゆえの安売りが企業の事業維持拡大の対策だった当時から見て、現在は利益重視がずいぶん意識されている様になっている様に思います。
     この点も現代は塾長や塾生の皆さんの目指された企業のあり方になっていると思いますし、利益重視の姿勢は根付いている様に感じます。
    よく塾長がおっしゃる「膨張と拡大は違う」という無闇な売り上げ主義ではなく、人が育ち付加価値のあるといった中身のある会社にしていくことをさらに進めたいと思いました
     塾長は「数字」は経営者の意志であるとおっしゃっております。
     当社も強み、得意技のブラシ、ヘッドスパを得意技とし、さらに人材の拡大、付加価値の拡大、利益の拡大という意志を持って成長していきたいと思います。

    (塾長講話)
     まず、塾長が「何のために、なぜ経営をしているのか」ということに「解」を持っていないことに気づかれ、さらにその解は哲学的なものであるべきではないかと思われたことが、私は実はとても凄いことではないかと思いました。
     このことがその後の京セラフィロソフィやアメーバ経営の原点となり、京セラや K D D Iの大発展、JALの再生、京都賞や大和の家といった社会貢献に至る大事業につながったと思えるのです。
     多くの人の共感を得て、その人たちが一緒に燃えて努力してくれたからこその大事業の成功でしょうから、その多くの人々をエンロールするもの、「思想」は哲学的な論理的整合性を持った説得力のあるものでなければならないと思われますので、その原点がこの塾長の気づきにあるのではないかと感じたわけです。
     これが単なる経営者個人の願望では今日の稲盛和夫という大人物はいなかったと思います。

     それから本能と理性のお話で、「理性は決断の材料にはなるが、決断をする昨日は持っていない」というお話がとても興味深かったです。
     またそれから塾長はヨガの達人や哲学者、心理学者、古典、仏教などの宗教の教え、科学、自分の体験などから共通した「真我」の存在を確信されます。
    その真我だけではなく肉体を持つ我々が生存するための「本能」を備えており、それは「真我」と矛盾するんだけれども我々の存在のためには欠かせないものでもある。
    では、「なぜ人間である我々が存在するのか(存在しているのか)」、その意味は「世のため人のために、つまり「社会へ役立つからだ」と結論づけられています。

    私はこの説明はとてもしっくり来て腑に落ちるのです。
    しかし、実行となりますとある一点の壁があって塾長の様にはいきません。
    それは塾長の場合、貧乏な実家が苦労して大学にやってくれて、必死に努力してオリジナルの技術を持って「稲盛和夫の技術を世に問う」という研究者のロマン、夢を以て操業したのにその後の従業員の反乱で従業員の物心両面の幸福の追求が終身雇用性の社会の会社の使命であると気づかれて腹を括られます。
    私もここまで同感なのですが、やはりこちらの思いの一方通行は嫌ですし、従業員にも相応の努力や成果を求めます。
     なんなら従業員には経営者の苦労をその1割でも良いから想像して欲しい、感謝して欲しいという願望もあります。
     それくらいないと寂しい、虚しいという感情まであります。
     塾長もそれを従業員にぶつけることはおありな様ですが、それをその場で求めておられません。
     感謝や謙虚や人としての互いの思いやりという物事の考え方、捉え方として例え話の様におっしゃるわけですが、私の場合は自分と従業員との間に性急にその様な相互依存関係を内心ではあるが要求してしまう自分と闘っております。
     もう一つ、社会の企業人としての価値観の変化です。
    つまりは終身雇用制度と現代社会の働き方への価値観の乖離、特に将来を見るともっと終身雇用制は無くなっていきます。
     したがって当時に比べて経営者と従業員との相互依存性は薄まっているし益々薄まっていくでしょう。
     この私の内面の努力や思いやりへの見返りを求める心、または従業員を同志と捉え運命共同体であるべきだという会社のあり方への強い希求と、現在、未来の労働への価値観の変化の認識の2つが塾長の様になる努力への甘さ、貫いていけない弱さとなっていると思っています。
     では、どうすれば良いのか、考えさせられます。
     私はこの自身の難問に対して心を高めて乗り越えようと努力し、盛和塾で学ぶ中でもがき苦しんできました。
     時には自分の了見、経営者としての器が狭量なのではないか、人間的な成長が足りないのではないかと悩み、どうすればこの矛盾を併せ持ちつつもバランスを保っていけるのか考え続けておりますが中々答えは出ませんでした。
     今のところこう考えています。
     ⑴私自身が率先垂範で新製品開発、新市場開拓の先頭に立って業績を伸ばし、厚みのある財務内容にする。
     ⑵才能より人柄重視で各部門の中から幹部を任命し、会社の戦略の立案と実行に関する権限委譲を行い成果を出せる様にする。
     ⑶数字を浸透させて、社内で同じ目標数字を追える仕組み作りと予実管理による評価制度の確立。
     ⑷業界でも高い給料と待遇を実現する。
    これらが出来ますと私と従業員との先の様な矛盾(私の内面の矛盾ですが)を単なるトレードオフの関係から、それぞれの価値観の存在を肯定できるのではないかと思いました。
    経営者として見返りや努力を求める本能と、従業員が経営者の様に主体的に考え働きやすくなった社会の変化を両立させることが出来る仕組みや社内環境が整うと考えております。
     塾長が成功するか、成功していても挫折するかは世のため人のためになる様なことをするか、しないかだといったほんのわずかな欠落だといってご講演を結んでおられますが、いやいやどうして私はこの点は自信があったのですが、今回再度この号を拝読して、まだその行いへの気持ちが弱いのだと気づかせていただきました。

    (黒澤監督)
     この時代の一流の知識人という人は皆さん世界を意識されているのでしょうか?
     黒澤監督は映画を作るのに世界を意識していて、未来の日本や世界平和のためという志で映画を作るという視点はすごいなと思いました。
     次の世代を育てるエピソードは社員教育にも通じると思いましたし、世界中の監督と仲良くなれる黒澤監督は形式ではなく、人間の本質を見つめて様々な人間性の一面を映画に取り入れて人間の複雑性を描かれた様に思いました。
     頭で考えると「こうしたんだからこうなるはずだ」、「こうしてやったんだからこうしてくれよ」などという考えがそれに当たると思います。
     私は日頃無意識にそういった計算をしていることがありますが、人には多種多様な個性や価値観があって当たり前だから均一的な成長や反応を求めるのは人間知らずだと思いました。
     違いを違いとして肯定し、それを変に斟酌しないでそれが日本人の心だと率直に表現することの大切さ。
    個性や考えをちゃんと表現できる様に少しだけ手を貸す感じがいいなと思いました。
    率直に表現する、これが世界中の人とも仲良くなれるとおっしゃっているポイントなのかなと思いました。
     その意味で映画という人間の表現の場を監督して映像にまとめる黒澤さんのお仕事は、つい身近な関係性だけで生活できてしまう社会の人々に多様性を知らしめ、我々に寛容さを思い出させてくれる大事な機会を与える意義のあるお仕事だと思いました。
     私も経営者としてその様な寛容さ、人を肯定する勇気を持っていたいと思いました。
     
    (礼儀・芦田デザイナー)
     「礼儀正しく、良心的に仕事に取り組む人間の集団」という簡潔な社員募集の言葉がとても良いと思いました。

    今回も多くの学びを有難うございました。

  9. 第12回 機関誌マラソン 宮畑和広

    塾長理念

    最後の「トップとナンバー2の間には、」のくだりはやはりコンプレックスを感じます。所詮は自分など甘い。しかし甘いとは思いますが現在の状態ではトップで無いがゆえの複雑な心境もあります。

    塾長講話

    大変、崇高な事を書かれて有るのは感じますし、全くその通りにやらねばならないと思いましたが、私には難しく、いつもの講話との違いを見つけられず、感想を述べるには至りませんでした。すみません。

    心の研究

    44ページの松下幸之助さんが「自分で運が悪いという男に金を貸せるか」このくだり、正反対に感じる鹿児島時代の塾長の言葉。病気をされたり進学で思うようにならず自身を運が悪いと当時思われたと聞いた気がします。他にも事業を大きく発展された創業者の方の自伝でも見た事があります。しかし彼らはそれを乗りこえ桁違いの努力される。そんな方々は又、別だな、と思いました。しかし凡人の場合アドラー心理学の中に有るように不運も含め自分はだから出来ないのだ、と言うのを無意識に前に置いてしまう。こんな人では成長は見込めない。
    私は常に自分は運が良い、世の中に感謝して努力したいと思うようにします。
    以上  有難うございました。

  10. 機関紙12号 平成7年

    我が企業に残る塾長の一言
    ユーハイムの河本塾生の経営の数字をあなた自身分かっていますかの問に、税理士なので分かっていますと回答される場面。
    自分自身でも同じ場面にいればと考えれば、きっと同じ答えをしたのだろうと。
    そしてきっと、同じように稲盛塾長から次の一言をもらうと容易に想像できた人場面。
    経営者が数字を分かっていてもしようがない。全従業員が数字を分かっているのかどうか。
    本当にそうだと思いましたし、もっともっとそれに向けて動くべきだと思います。

    同じく塾長理念の項目に、トップとナンバー2の間には、天と地ほどの差がある。命をかけて責任を感じて仕事をしてきたかどうかだとありました。

    この2点がつながって読め、またやる気にさせていただいた機関紙でした。
    今日もありがとうございます。

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