機関誌マラソン第26号締切は8/10正午

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機関誌マラソン第26号

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  1. 盛和塾26号 ワキ製薬(株)脇本

    今号の塾長理念は『企業という名のドラマ』というタイトルでした。
    塾長は企業経営を自身のドラマを演ずる劇団であるとおっしゃっています。これはフィロソフィにもある、人生という名のドラマの主役は自分自身である、というお言葉と同じであります。
    ドラマを作るためには多くのキャストとスタッフが必要で、会社にもそれぞれの役割があり、個々それぞれ任された仕事があるとおっしゃっています。その中でも経営者とは、社長という役を任されているだけで、いわゆるドラマの主役であるとおっしゃっています。
    主役を演じているだけで、特権があるという勘違いをしてはいけない、ということをおっしゃっています。これは常に謙虚でいること、という言葉に通じていると思いました。
    塾長のお言葉は、いつもわかりやすい言葉ですが、実は奥では全てが繋がっていて、一つ一つの言葉で見るよりも、それに通じるすべての言葉を網羅しなくては、真の意味がわからず経営者として成長できないのだなと感じました。

    さて、次に塾長講話ですが、12カ条にも含まれる、意義を明確にする、ということです。
    労働の意義とは何か?労働とは人間形成の場である、と言った経営者がいましたが、塾長も同じことをおっしゃっており、人間修養の場である、という言葉で綴っておられました。古くから人は仕事と共に生きてきた中で、知らず知らずのうちに人間的な成長を遂げていることをおっしゃっていますが、宗教の世界とよく似ているのだとおっしゃっています。修験者のように心を鍛えることとは、仕事を転職と考え、一心不乱に仕事に打ち込むことだとハッキリとおっしゃっています。
    経営者は会社の経営に魂を注ぎ込む、そういうことをおっしゃっていました。
    しかし、塾長のように社員に面と向かって、仕事を転職と思うこと!と言い切れる経営者は世の中に少ないのではないでしょうか?自分自身が、我が社の社員にそのような事を言い切れるか?と問われると全員に言えるほどの強さは持ち合わせていないな、と改めて感じました。きっと人を見て、この人には言って大丈夫、この人は危ないな、そういう感情がきっと生まれるので、全員に対して同じことは言えないだろうなと改めて反省させられました。
    現代社会では、報酬を得るために時間を切り売りして労働しているのだ、と考える人は確かに多いと思います。それが自分の価値を下げているのだ、と塾長はおっしゃっています。素晴らしい人間性を備えるためには、働くということは大変素晴らしく大切なことなのだ、と正しい社員教育からしなければいけない事を改めて学びました。
    働くことの意義を従業員にしっかりと伝えることが、経営者としての任務であると共に、従業員のためでもあるのだなと再度、強く認識することが必要だと改めて感じました。また、従業員を幸せにするためには必ず利益が必要です。しかし人としての道を踏み外してまで、利益を追求してはいけないとおっしゃっています。利益追求をする時に正しい道を選択して理を得ることが正解なのですが、それを従業員に伝える方法も難しいな、と改めて感じました。なぜかというと、塾長は講話の中で、うちの社長は利益を追求するだけの人、と思われてはいけないからです。確かに我が社でも数字での管理は行っておりますが、この講話を読み、当社の社員は利益追求に対してどう考えているのだろう、どのように僕の言葉を受け止めているのだろう?そんな疑問が生まれました。塾長講話にあるように、もしかしたら利益追求だけだな、と思われているかもしれない、その場合は社員は上辺だけ同調していて本心でついてきていない、と言うことになります。その部分の伝え方は経営者として安易に話すのではなく、慎重に言葉を選び話さなければならないと改めて学びました。
    その中で適正な利益とは何か?正々堂々と利益を求める方法を語っておられました。
    私たちは塾長の教え子として、正しい道を選択し、いかなる誘惑にも打ち勝ち、社員のために利益を追求することが求められているのだと深く勉強させていただきました。

    さて塾生の体験発表では、印刷業を営んでおられる松尾塾生の話の中で、一旦は逃げ出した印刷業から、兄の手紙から気づきがあり、再度、家業に戻り邁進されたお話がありました。家業を継ぐには非常に強固な覚悟が必要となります。ましてや一度は挫折した家業に戻ると言うことは、1度目よりも大きな覚悟が必要となると思います。
    しかし、松尾塾生は、そういったことは関係なく、会社に戻ると言う険しい道を選択され、業績アップに奔走されますが、上手く行かない中での盛和塾との出会いで人生が変わった事をお話しされていました。塾長のテープを何度も聞き、いい会社にしたい。と言う強い思いから本気で経営に取り組まれ、社員のために様々な工夫をされたストーリーが描かれていました。その中でも、最後は塾長ではなく支えてくれた社員全員に感謝の意を表されている事に素晴らしい社長だなと感じました。

    今号は安岡正篤氏のお話しなどもあり、非常に人間性の大切さについて書かれている号だと感じました。
    人間形成は経営者だけでなく、従業員にも必要だが、それを強制するのではなく、共に心からの同調を得て進めていかないと、失敗するのだなと改めて感じました。
    次号も楽しみにしています!

  2. 機関紙マラソン26
    株式会社サキカワ 久保貴啓

    ●塾長理念 
    企業という名のドラマ
    人は皆、私の人生というドラマを生きている。時には、主役であったり、引き立て役であったり、エキストラであったり、会社でも塾の中でも家庭でも、色んな関係や役割を把握して、役目を果たそうとすることが大切であると思います。
    自分の役割や役目を感じること、理解できて実行出来ることが、企業にとって大切な人であり、その人の人生にとっても素晴らしいと思えるドラマになると思います。

    ●塾長講和
    人間の幸せとは、物質的に幸せになると同時に、精神的にも豊かに心安らかになること。
    物質的な幸せには上限がなく、精神的な豊かさというのは中々深く考える機会がないと言われておられますが、まさにその通りだと思いました。しかし、考えているという意識がなかっただけで、僕自身は、特に代表になったことで、その中でも、盛和塾に出会ったことで、毎日充実していてとても楽しい。代表であることは孤独で寂しく、中々手応えも充実も得られないと聞いたことがあったが、そんなことはなく、常に利己と利他の間で葛藤し、届かないかもしれない目標にひたすら向かう、自分の至らなさと常に向き合い、思い通りにならない現状との中で、少しのほんの少しの幸せで天に登るような気持ちになることこそ、精神的な幸せであると思う。コロナの中で、5年目にして今こそ現実的に辛いはずなのに、楽しく手応えやヤル気に満ちている自分に高揚感を覚える。経営者は、特別に幸せを与えてもらってるように思う。従業員にも、この気持ちを分かち合えるよう、仕事をすることで幸せになれるんだということを伝えたい。フィロソフィを始めたことで…少しその入り口が見えている人もいるように感じる。そんな人が1人でも増えていくことで、素敵な会社になっていくのだと今は素直に思える。
    利を求るに道あり のくだりは、とても勉強になりました。利益を取ることを後ろめたく感じたことも昔はありました。でも、上手くそのことが正しいことだと理解できていなかったように思います。今も、従業員達に、そのことをわかりやすく説明できていないようにも感じました。決して道を踏み外した利益追従では無いことを、理解させるべきです。
    良い商品を製造し、それを安く大衆に供給することで、与えられる結果の報酬が利益であるということ。
    このコロナ禍の中でも、マスクや消毒液が高騰し、逮捕者まで発生する始末で、中国に至っては、出荷を規制し、利益を貪ろうとする有様は、とても理解できるものではなかったです。こんなときに、塾長の教えが浸透していたらこんなことにはならないのにと何度も感じました。弊社では、やっと手に入ったマスクは50枚3000円で、高かったですがその時はとても有り難く、欲しい人には同じ価格で右左しました…そのことを喜んでくれた相手先は、安く通例の価格になった今でも喜んで話してくれます。従業員もそのことを今でも誇りに感じてくれているようで、あの時に、高い仕入れに更に利益を乗せいっときでも商売していたらと思うと、感謝の気持ちは得られなかった、半減していたかもしれません。利を求るに道ありの道とは、それぞれの立場や状況で違うと思いますが、松下幸之助さんのように、適正利潤を考えること、三方良しの精神で価格を見つけること、従業員達にそのことをしっかりと伝えて堂々と商売できるよう意味や意義を持たせることが私の使命だと勉強になりました。

    ●われ虚心に経営を語る
    松尾厳塾生 
    かなり歴史のある印刷会社のお話でした。弊社と同じような悩みや歴史をかんじました。弊社でも御用聞きの営業から、提案の出来る営業を目指してもらっています。面白かったのが、
    A営業のただの御用聞き的ハード中心ルート営業 
    B営業のお客様目線で一緒に考え提案する努力
    C営業のコンサルに近い提案や能力も技術も持ち合わせる
    これらはどの業界でもそうだと思いますが、個人のスキルや性格に頼るところもあり中々育ちにくいですが、弊社も私が入社した時から上司や社長によくBを目指すように言われ、ついにC的な営業を出来る様になれたことでお客様にも喜ばれた記憶があります。最近は、業界も難しく、特にこのコロナ禍により営業の方法や製造現場も変わっていくように感じます。リモート形式やネット環境を整えてどのように説明するのか?どのように理解してもらうのか?そもそもどのように見てもらえるところまで持ってくるのか?など考えアイデア次第で分かれ道になりそうです。
    ●今ここに生きる塾長の一言
    荻原岳彦塾生
    京セラフィロソフィに出会い、自分のことしか考えていなかったことや全国大会でさらに考え方に衝撃を受けたこと
    塾長からの君の考えている手段は従業員の幸せに結びつくのか?という言葉は、成果を出す、出さなければならない責任とその事で幸せにつながる心を大切であるという疑問を持たなければならない。
    ●心の研究  豊田良平氏
    見識と胆識、見識を実践するには勇気がいるそれを胆力。胆力のある見識を胆識という。理想を持ちそれを判断基準に起き、反省や批判を持つことが見識。その見識を実際に行動に移すことができることには、勇気が必要で、その勇気があって行動できることが胆識である。わかったような解らないような?笑ですが、塾長もおっしゃるフィロソフィを読んで知っているだけでなく、それを実行して解釈したものを話せて理解させることができてこそ…の胆識。私はまだまだ知っているに過ぎなく、従業員の間違った解釈に性格に腑におちさせるところまではできていないと思う。その事で自分に迷いが出来、伝わり上手く動けていない時があります。そのためには理想をしっかり持ち、そこで反省や批判を出来る様に繰り返し学ぶ必要があると感じました。

  3. 機関誌「盛和塾」26号

    <塾長理念・企業という名のドラマ>
    「会社というものは、社員一人一人の情熱の反映です。役割は異なっていても、それぞれの俳優は、当然ながらプロとしての役割を演ずるのです」
    本当にこのような組織にしたいです。社員がこのように思ってもらえる様、しっかりと話をし、伝え、説いていきたいと思います。

    <塾長講話・働く意義と利を求むるに道あり>
    「今私の心は豊かである。または、私の心は今安らぎを思えていますという状態は、今現在、私の心を煩わせるような心配事がない、そして至福に満たされた心理状態であろうと思います。その瞬間の意識は、宇宙の実相を認識できる意識状態だというふうに私は思います」
    心の豊かさ、心の安らぎとはどのような状態であるかという難問に対する塾長の考えが述べられています。非常に貴重なお話をいただき感謝いたします。
    「自分の会社の経営に必死に打ち込む、その状態というのは、実は雑念妄想を振り払って、純粋な統一された意識へと近づくことにもなっている」
    「真面目に仕事をし、一生懸命に経営をしている私たち経営者は、実はお釈迦さまが説かれた六波羅蜜という菩薩道を実際の仕事を通じて実践しているわけです」
    「仕事というものを通じて私たちは、経済的な繁栄と同時に心の豊かさの獲得を、従業員を含めて行っているのです」
    「従業員の人たちに対しても、働くということはただ給料をもらう、ボーナスをもらうというだけではなく、あなたたちは働くことによって素晴らしい精神的な豊かさも得ているのだと教えてあげる必要があります。そのことに多くの人は気付いていないはずですから、しっかりと説いてあげることで、従業員の人たちの人生もさらに充実したものになっていくはずだと思います」
    塾長理念の項でも述べましたが、今号は“従業員に対して説く”ことの必要性、重要性が述べられている気がします。そしてそのことが従業員の幸せ、人生の充実に必ず役立つものであるという確信からきているものだと思います。
    従業員の幸せを願い、しっかりと話をし、説いていきたいと思います。
    「私たち経営者は利益を追求することはしていますが、決して道を踏み外した利益追求はしていないということを、明確に従業員に話せなければいけないと思います」
    やはり、どこまでも従業員から信頼され、尊敬されることがトップである経営者に求められるということです。でなければどんないいことを言っても従業員はついてこないということです。
    「中小・中堅企業を経営している私たちには、そういう規制に守られた業種はないはずです。暴利をむさぼろうと思っても決してむさぼれないようになっています。そのなかでわずかのマージンを得ながら必死で頑張って利益を出し、その利益の中から税金を納めているということは、たいへんに立派なことです」
    本当に勇気づけいただいています。正々堂々と胸を張って経営者の道を歩いていけるよう頑張ります。

    <心の研究・安岡正篤先生から学んだ人物学と胆識の思想>
    人格を高めること、人物になること、従業員に心から信頼され、尊敬されること。
    この目標に向かって今号は安岡正篤さんの人物学を分かりやすく学ぶことができ、非常によかったです。
    「人生を楽しむためにはいわゆる人間ができていることが必要」
    「人間ができるためには、人間の在るべき姿を求め、その目標に向かって修養、努力をしなければならない。そのための指針となるべき学問が人物学」
    「人物にとって一番大切なものの根本は活力であり気概である。活発な性命力、焔々とした迫力を持っていることが大切。活力と気概がなければ、もはや善も悪も何もない、是も非もない」
    人物学とは何か。そしてまずは何よりも活力と気概が最低限必要だということ。
    「元気は客気でなく、志気でなくてはならない。理想を持った元気でないといけない」
    「人物であるための第一条件は、理想を持つということ。理想があってこそ、現実に対する反省・批判が起きて見識が生まれる」
    「見識は性命より生じる理想を追求して初めて得られるもの。人生において大事なものは、知識よりも見識である」
    やはり、理想、志がいかに大切かということです。
    「見識は実践的でなければ無意味である。見識は胆力のある見識、つまり胆識でなければならない」
    「器量がある、度量があるという本当の意味は、いかに遠大なる理想を持ち、見識、気節を持っているかということ」
    理想、志があっても、実践する勇気がないとだめということです
    「人物学を修めるうえにおいて大事なことは、古今を通じて優れた人物に学ぶこと。魂のこもった文献に接することこそ大切。私淑する人物を持ち、愛読書(座右の書)を持つということが、人物学を修める根本的、絶対的な条件」
    まさに稲盛塾長を私淑し、勉強させていただける盛経塾のありがたさを痛感します。
    「人物を修めるには精神を常に溌剌としておくべきであり、①心中に常に喜神(どんなに苦しいことに遭っても心の奥に喜びを持つということ)を含むこと、②心中に絶えずありがたいという気持ちを持つこと、③常に陰徳を志すこと、である」
    稲盛塾長が語られることと同じですね。
    「本当の志気になればなるほど、見識は胆識になってくる。一貫不変の理想を抱く本物の志気の持ち主であれば、自ずとその志を実践しようとする胆力を生む」
    「人間の器量はその人の志(理想)に比例する」
    「私たちにとって最も大切なことは、このすばらしい人生を、生かされて生きる、皆と生活できるということを素直に喜ぶことである」
    「喜神を含んで、日々周囲の人に喜びを与えながら人物学を実践していくと、それが自ずから外に現れて否応なく人の認識にのぼる。この時こそ、その人の人物が決まるのである」
    23号にもありましたが、いかに「志」が大切かです。そして心中に常に①喜神(どんなに苦しいことに遭っても心の奥に喜びを持つということ)を含むこと、②絶えずありがたいという気持ちを持つこと、③陰徳を志すことが人物をつくるということを学ばせていただきました。
    人格を高め、人物を養っていきたいと思います。
    従業員から信頼され尊敬されるよう頑張ります。
    ありがとうございました。

  4. 第26回マラソン 宮畑和広

    塾長理念

    「役割と特権の勘違い」
    ご都合主義を通すといずれ気づかないうちにとても小さく弱い人間に成り下がってしまい従業員からがっかりされる存在になりかねない。そうならない為にも常に自問自答し、自分を律して行きたい。

    塾長講話

    働く意義とは。まじめに一生懸命、日々、有意注意の意識で創造的な仕事をする事が人間の健康な精神状態の背骨になる気がしました。また、世の中の役に立つことが生きがいになると思いました。
    経済活動は全てに通じる事だと思います。一部の役人や学者が経済活動をする商人を低く見るなど私は大変ばかげたことだと思います。世界中の国々の国威は経済活動でだいたい決まっている気がします。戦争になるのも宗教よりも国益によるものだと思いました。先の大戦もそうだったと思います。

    経営の研究

    イギリスから始まったボーイスカウトがまさか日本の薩摩の郷中教育?が元だったとは始めて知りました。驚きました。確かに郷中教育は明治維新、日清、日露の戦役に至るまで中心的人材を輩出した事を思うとなるほどと思いました。

    以上 ありがとうございました。

  5. 機関誌 第26号

    【“働く意義”と“利を求むるに道あり”】
    今回の塾長講話にある上記2つのテーマですが、しっかり従業員に説くのはもちろんですが
    それ以前に社として、個人としてできているか(考えられているか)と問うたとき、まだまだ道半ばだと感じます。

    盛経塾を知り塾生の皆様と知り合い、先月から塾長の教えを学ぶ機会がありますが、昨年までの私は正直何も考えていなかったです。
    では「なぜ自分は働いているのか」このことについて考えている社員は我が社にどれだけいるのか?
    お恥ずかしい話ですが、正直私が思うに1~2人いれば良いほうだと思います。
    何となく会社に来て事務や現場での仕事をし、定時になったら帰っていく。それが毎日繰り返されている現状です。
    働く意義をしっかり従業員に説き、働くことの素晴らしさを理解してもらうことで、心から社員が仕事を好きになってもらい
    従業員から愛される会社を目指したいと思いました。

    もう1つの”利を求むるに道あり”に関しては、今一度自社の収益構図を考え直したいと思います。
    昨今のコロナ渦においても厳しい経済活動が強いられていますが、
    道を外した収益の得かたになっていないか、必死に社員と知恵を出して利益を出す方法を考えられているか
    しっかり考えたいと思います。

    【“われ虚心に経営を語る”】
    松尾塾生の「幸福会」という研修会について、なかなか社員間での業務改善をおこなう習慣がないのでなるほどと感じるものがありました。
    ④の社員同士で心を高める・人格を伸ばすというのはもちろんですが、①経営上での数字を見せること、②誤った古い文化を捨て正しいビジネスルールを敷くこと、③社員間での考え方や思想のズレを修正することというのは素晴らしいことだと思います。
    個人的に、古い体質が染みつき、自ら考え動く社員が少なく感じられるので、できるところから取り入れていきたいと思いました。

  6. [盛和塾]26 企業という名のドラマから

    「さん付け」で呼ぶ。
    稲盛さんの下記の言葉が心に刺さった。
    「役割が違うだけで、本質的に人間は平等である。」
    企業は役員であったり、部課長であったり、係長、主任であったり、
    一般社員であったり、パート社員であったりする。

    私は、事務所内であったり、あるいは属している諸団体であったり、
    そこで出会った人はすべて「さん付け」で呼ぶようにしている。

    それでサラリーマン時代はどうだっかというと、
    上役は「部長」「課長」「係長」「さん」
    同期入社、後輩には「君」であった。
    女性の一般社員、パートタイマーには「さん付け」だった。
    これは、年功序列的な組織の中で出来上がった呼び方だったろう。

    自分が起業していろんな人に会う。
    いわば人間みな師。
    年齢は関係ない。男性か女性かは関係ない。
    60歳を過ぎた私がとにかく教えを請うことから始まったと言える。
    自然に「さん付け」になっていった。

  7. [盛和塾]26-2
    塾長講話 「働く意義」と「理を求むるに道あり」から

    私は60歳までサラリーマン生活を送り、その後起業した。
    サラリーマ時代と今とどちらが楽しいかというと、断然今の方が楽しいし、充実もしている。
    ところが、収入というと、サラリーマン時代に遠く及ばない。
    楽しく充実していて、かつ利益がたくさん得られたら一番いい。
    また、雇用をすると、お給料や賞与にお金が出てゆくが、お給料も賞与も高いに越したことはない。
    となると、楽しく充実した仕事ができて、利益もたくさん得られる道を求める必要がある。
    ホワイト企業で、働く意義目的がしっかりしていて、楽しく充実していて、かつ高水準の利益追求。
    そんなことができるのかと言われそうであるが追求してゆく必然性がある。

    現実はまだまだであります。

  8. 【機関誌26号感想/高瀬】

    塾長講話を読んでいますと普段聞いたことがある仏教用語が実はどういう意味であるのかが良く分かります。
    また事業を営む経営者の立場で仏教の教えをどう活用するべきなのかが理解できます。

    今回出てきたのは「六波羅蜜」。

    この世、あの世と輪廻転生を繰り返すなかで、修行をして悟りをひらいて解脱すれば、輪廻の世界から悟りの境地に抜け出せるという考え方で、「六波羅蜜」は解脱するためのその方法。

    「布施」=私たちは仕事をしていく中で利他の行いを実践している。
    「忍辱」=耐え忍ぶこと。耐えに耐えて事業をやっている訳であるから経営者はどんな修行をする人より忍辱をしている。
    「持戒」=戒律を守る事。人間みんな聖人君子にあらず。仏に使えるお坊さんに対してでも「戒律を守れ」とお釈迦様。
    「精進」=誰にも負けない不断の努力。
    「禅定」=心静かに座禅を組む。心を静寂に保つ。我々にとっては日常の仕事に一心不乱に打ち込んでいることが「禅」。
    「智慧」=それらの積み重ねで至る境地。

    この六波羅蜜の考え方を用いて、我々経営者は「働く」ということの意義を再認し、働くことで物質的な豊かさと精神的な豊かさの双方を得るのである。

    「利を求むるに道あり」

    利益追求というと、たしかにこの言葉だけを受けると世間からは穿った見方や誤解を受けることがあります。
    社内に対しても、売上と経費の話ばかりをしていると、我利我利亡者だと思われることを恐れる自分が心の中にいます。
    でも、そう考えているようでは経営のプロでは無いのでしょう。

    石田梅岩:商人の売利は士の禄に同じ。
    松下幸之助:良い品物を製造し、それを安く大衆に供給する結果として与えられる報酬が利益である。

    石田梅岩の話はすでに何度か出てきましたが、松下幸之助さんの水道哲学のなかに、事業家として正々堂々と利益を求める意図が含まれていたとは気付きませんでした。

    ・・・人間として正しい道を貫きながら、わずかのマージンしかない、わずかの利益しかない仕事をし、私たちはコツコツと一生懸命に働いている訳です・・・

    人間として正しい道を貫きながら、
    とことん、売上最大、経費最小にこだわること。
    そして、また人間として正しい道を永続的に貫いていく。

    経営のプロにならねばなりません。

    以上。

  9. 明里スプリング製作所
    明里幸祐

    企業という名のドラマ
    会社にいる役員、従業員含め全員会社運営に携わる、それぞれの役割があり担当がある。
    まさに当社に必要な考えであり、従業員全員にその意識を持ってもらうよう促している途中であります。ただお金を稼ぐ場だけでなく、自らも企業と言う劇を作り上げ、観客、ここでは顧客というべきだと思うが評価され拍手喝采をもらうべく努力してもらいたいと思いました。
    塾長講話
    恥ずかしい話ながら働く事の意義などと言う事は盛和塾で学び盛経塾でさらに学ばなければ考える事もなかった。特に今の若い世代は働く事=金を稼ぐだけに場と認識している人が多いのではないだろうか。私自身もそんな一人であった。しかし「労働というのはただ単に報酬を得、物質的に豊かさだけを追求するだけでなく、働く事によって我々の人間的な深化、心の純化、そういうものに役に立っているといいいます。学ぶ事によってようやくなるほどと思えますがこれを実際に従業員の心に響かせるにはまだまだ時間が必要です。さらに学びたいと思います。
    利を求める事は経営する人間からすると当たり前の事と思います。しかし例えば今月どれだけ利益が出ました、一年で利益がこれだけ出ましたと言う話を従業員にする時、特に当社のような家族経営であればその利益はどうせあなた達が吸収しているんでしょうと思われているのではないかと思うことがあります。もちろん決してそんな事はないのですが、正々堂々と利益を追求し、しっかりと従業員に還元していこうと思いました。
    今ここに生きる塾長の一言
    加藤組土建株式会社 株式会社函館麦酒工房 加藤氏 
    「動機善なりや」この言葉をまさに具現化しているなと思う内容でした。私と同様跡を継いだ友人がいます。彼のご実家はドラッグストアを経営していますが、彼が新規事業で保育園を始めました。なかなか保育園は儲からないと言われますがこの事業を始めた理由が自身と同じように保育園で悩む事がないように地域のママさんを手助けしたいというものでした。
    彼自身も動機善なりや私心なかりしかで事業していると思います。地域のために、美味しいビールを飲みたい、そんな純粋な心を持って私も新規事業を考えていきたいと思います。

  10. 機関誌
    26号
    塾長講話は利潤について、でしたが、おそらく、従業員と経営者、経営層の労使問題や、確執、相談のような声についてメッセージを向けてくれたのだろうと受け取りました。
    何のために働くのかと言う塾長の言葉が頭の中で何度も何度もリフレインします。そして我々経営者の背中を押してくれるような気がします。そのために、ご自身の経験、お釈迦様の教えなど様々な角度から私たちに教えてくれる気がしています。そしてわかった気になるのではなくそれを従業員と一緒になって会社を作ると言うことが、自分の人生そして他者の人生をよりよく幸せに導くことであり、私たちの使命、会社の使命であることを再認識させてくれます。

    薩摩酒造の本坊塾生は、
    規制緩和を環境の変化と位置づけてお話ししてくれました。2020年は奇しくも激動の環境変化です。今どのように考えておられるか、想像しながらお話を聞きました。やはり変化をチャンスと捉えることを最優先にされるのではないか。 私たち観光業もこの環境の変化を乗り越えるべく、今さまざまに動いています。その時にこのようなバックボーンとも言える塾長の言葉、ソールメートの取り組みに、勇気づけられ元気をもらえます。いつもありがとうございます。

  11. 機関誌 盛和塾 第26号 【 岸 克行 】

    『塾長理念』【企業という名のドラマ】
     企業というものは、1人1人の情熱の反映です。
    ついつい地味な役割を演じる人を軽んじがちになります。正確でスピーディーだけど、型にはまった仕事しかしない人。いかんいかん。私の態度が出ている。上から目線かも知れない。ますます相手は心にバリアを張って閉じこもる。なんということだ。盛経塾大和で何を学んでいるのか。読んでいて冷や汗が出ました。このタイミングで良かった。

    『塾長講和』
    【“働く意義”と“利を求むるに道あり”】
     働くことが人間修養の場です。自分の好きな仕事を選べて生活できることに、もっと感謝しないといけないと思っています。もっと感謝するとは、もっと働いて周りの人を幸せにすることだと思っています。 

    『われ虚心に経営を語る』 
    ・薩摩酒造株式会社 本坊塾生
     規制緩和、外圧の影響で焼酎類の酒税改正に翻弄される業界の様子が伺い知れました。
     規制緩和による保護がなくなる代わり、自由度が増してきます。本坊塾生は、変化をチャンスとしてとらえ、これからの戦略に取組まれています。

    ・オムリプリント 松尾塾生
    120年の会社が平成10年に提案元年とは、いささか危惧を感じながら読み進めました。120年も続くには続くだけの理由があるはずです。社内の部署を現在のHPでみると、営業、製造、管理の3系統となっていました。クリエーター1000人とともにデザインとものづくりを追求されていると代表メッセージにありましたが、クリエーターは外注や外部とのアライアンスを組まれているようです。 

    ・武蔵野機工株式会社 萩原塾生
     いきなり経営陣からスタートした2代目と違い、現場経験をつまれた改革には説得力は強いものがあります。分析の結果も的を得たものです。これだけ満を持しての改革でも、古参の営業部長などは辞めてしまいました。以後、情報化は進展しますが、また社内の人間関係がギクシャクしだい、退社する社員も増えてきたところ、京セラフィロソフィに出会われます。改革、やり手2代目から、経営者としての在り方を見直された瞬間でした。

  12. 機関誌駅伝「盛和塾26号」2020.8.10 締切
     泣いたら負けや
    「人と過去は変えられない」といいますけれども、実は過去は自分が成長し捉え方が変わ
    れば、つらく悲しいかったことも自分の成長の糧になったと思えるということを思い出しました。
     
    企業という名のドラマ
    「会社と言うのは社員ひとりひとりの情熱の反映です」という塾長の言葉が強く印象に残りました。
    自分の会社は本当にそうだろうか?社員の情熱は熱いものか?、冷めたものなのか?、まとめられているかなどと考えると、情熱の塊の様な会社にしなければならないというふうに思いました。
    情熱があまりない、そういった社員でも、燃えるような情熱を持って仕事をするような人に変えてあげられるかどうか。
    そう言った社員をエンロールするための会社のビジョン作りや、働く環境作りタイムといったものを整えるのが社長の役割だと思っています。
     
     塾長講話
     「働く意義」と「利を求むるに道あり」
     事業家として事業の目的、意義を明確にすると同時に、大義のあるものにしなければいけ
    ないと思います。
    塾長がセラミックスに塗れて仕事をしている社員に対して、自分達の事業には世の中の人の役に立つ仕事としての意義と未来があることを見出していかれた様に、最初は小さくとも事業価値を発見し、育てていくと同時に、事業そのものを価値あるものに変えていく努力や工夫といったものを製品開発やサービス、ビジネスモデルを構築するにあたって心掛ける必要があります。
    そうであるからこそ、その成長過程を見る従業員が将来性を感じて、最終的に本当の熱い情熱を持ってもらえるのではないかと思います。
    そして「物心両面の幸福」の心、精神の部分をついては人間は事務長がおっしゃるように
    幸せになる方法、心の安らぎといったものについての状態や方法を説明することが中々出来ない人が多いと思います。
    この点でそれを定義して解説して、導いてくれる宗教の必要性というものを私は感じています。
    人間には哲学も宗教も表裏一体どちらも必要です。
     宗教を学ばずして忌み嫌う人がいますが、悪い宗教の被害者の報道や話を聞いて、「羹
    に懲りて膾を吹く」状態です。
    それはただの無知による恐れに過ぎない。
     哲学、つまり理念、生き方は塾長が示してくださっている様に、人として何が正しいかと
    いう価値観、これは歴史的に宗教が主に紐解いてきたものです。
    それに自分の経験、検証がついていくので人は宗教を信じていけるのですが、宗教のリーダーでも会社のリーダーでも師匠をもってその教えを信じて実行していく。
    信じるが大事だと思いました。
    信仰を持つこと、塾長の様な本物の師を持つことは人を信じる点において同じだと思いま
    す。
     我々は歳をとって経験を積めば詰むほど、また、成功すればするほど信じる力より、疑う力
    の方が強くなります。
     それでは社員を信じる事は出来ないと思います。
     社員への不信や不安がおのずと社員に伝わりうまくいかないことになっているのではないでしょうか?
    つまり私達経営者が社員に信じてついて来て欲しいと願うならば、勇気を持って社員を信
    じて任せていくことが大事なのではないでしょうか。
     社員の成長も未来進行形で見てあげるということを心がけ、チャンスを与え、失敗させて
    やる事を許容して行きたいと思います。
     
     今回の塾長講話では、精神修養としての仕事を規定する事で、修行する宗教家と同じく仕事によ
    って精神性を高めていくことが出来るという点で同じだのことですから、先に書かれていたように事
    業家というのは、何かうさん臭くて金儲けのためだけに頑張っているように思われがちな一般的な
    印象とは真逆の姿が浮かび上がって来ると思います。
     労働の意義も単に報酬を得る手段という捉え方をしたせいで教育の荒廃を生んで、ひいては社
    会の不祥事につながっている、と塾長は喝破されていますが正しく至言だと思いました。
     「労働の尊厳」を発見していた我々日本人の先人の高い精神性にも感動します。 

     この様な自身の魂の修養ができる、そして利他の行動が出来て社会に貢献できるので、経営者
    の我々はもちろん、家族や従業員まで幸福へと導いていけるのですから、魔法の様な稲盛経営哲
    学です。
     故に私自身も学ばれている塾生諸氏も盛和塾、盛経塾で学ぶ意義があると感じているのだと思
    います。
     縁あって天からチャンスをもらい、経営者として仕事をさせていただける幸せに感謝しながら、経
    営者が蔑まれたり、誤解されたりしない様、しっかりとした経営をしていつでも反論できる様な立派
    な経営者になりたいと思います。

    われ虚心に経営を語る
    薩摩酒造株式会社・本坊塾生
     薩摩白波のブランド名は私にとってとても懐かしい響きです。
    子供の頃、亡くなった私の父が愛飲していたの覚えています。
     外国人を含めて、最近あまり日本酒を飲まなくなった日本人にとっても焼酎の方が飲みやすいか
    もしれません。
    私は個人的にそういう酒だと思います。
     私たちの周りにはこのように素晴らしい製品がたくさんあります。
    私たちが事業化している自社の製品やサービスを、人生をかけてPRし続けていかなければなり
    ません。

    今回も多くの気づきを有り難う御座いました。

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