機関誌マラソン第13号締切5/11正午です

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機関誌マラソン第13号

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  1. 機関紙マラソン13
    株式会社サキカワ 久保貴啓

    ●塾長理念 困難に真正面から取り組む
    まさに今の状況こそ、この言葉が大事ではないでしょうか。
    どんな時も素直な気持ちで一心不乱に行う事で、何かが見えるというのは、実感したことがあるし、よく理解できます。困難な道を選び、真正面に…というのはいつでも出来ることではなかったように思う。楽な道を選んだり、見て見ないフリもあったと思う。負けないように頑張りたい。

    ●塾長講和 
    心に強く響いたのは、
    人は世の中に尽くすために生まれてきた。思うことは善きことを、善を思うべきであり、その善の最高のことは思いやり、やさしさです。強いだけでなくやさしさをもたなければ…いけない。私が子供の頃から両親から、何度も聞かされて来たことに似ています。そう思うと両親は本当に大事なことを僕に教えて育ててくれたのだと改めて思えました。
    学んで一生懸命にすればするほど、自分の愚かさや無知さ愚鈍さに気付かされ情けなくなる時がありますが、とことん落ち込んで、そんな自分を素直に見つめ、また起き上がって気持ちを切り替えて自分に必要なもの、間違っていたことを正して次へのステップとしたいと思う。

    ●われ虚心に経営を語る
    大西一興塾生
    聞いたことはなかったが、タレントモデルの事務所のようで、興味を持って読みました。
    こういった商品が人というのは、稲盛哲学が必要不可欠と思うのと同時に、いろんな人格や考え方が必要な業界に、ベクトルを合わせて…というのが生きるのか?と疑問に感じて読みました。
    知った名前も上がり、今では貴重な資料だなぁと感じましたが、女優やモデルは人ではあるけども商品として見ると、事務所のスタッフには考え方として通じても稲盛哲学はすべての方程式は通じないようにも感じた。
    まず、見た目の判断や、その時代の一瞬で去るかもしれないブームやノリ、の中で時代に応じた商品を全て用意するのはかなり難しいと思うし、大西塾生も言われている通り、時代がズレる?当人が読めない?どちらとも言えないような価値観のズレは当たり前にある物だと思う。ので、運や偶然も実力になるのではないでしょうか?
    そして、女優やモデルに考え方としては伝わっても、万人に受け入れられるためにその人それぞれの個性を出そうとすると、ストレスや争いが起こるのだろうなぁと読み取れました。キッチンのドラマの女優とは、山口智子さんだと思われ、文章通りに受け取ると、考え方が良くなかったために困った、大成しなかったと言いたいように感じましたが、それだけではないように感じました。私自身、その世界に入り口だけですが、関わったことのあるのですが、今考えても自分自身を磨く上で稲盛哲学は大切ですし、学んで実践出来ていれば、そういう業界でも変わった結果だとは言い切れますが、大成功を収めていたか?というと運や時代性や奇跡みたいなものがないと…と思ってしまいました。
    しかし、近年の業界を見ていると有名人、著名人の事件や失言や失敗が多く取り上げられ人間性の欠ける言動が目につきます。これらは、塾長の言われる人間力の低下や見た目やノリなどを重視してもてはやされた結果、残念な人生に墜落していくのだと思います。
    子供や養成所の時代にこのように塾長のフィロソフィを取り入れられ、考え方のしっかりした人が育ち、時代のニーズに合った女優やモデルタレントがヒットすれば、それは代表するようなスターが生まれているかもしれません。

    ●あの日あの時稲盛和夫氏
    森繁久彌さん
    大阪駅前の歩道橋が松下幸之助さんが作られたと聞いてびっくりした。

  2. [盛和塾]13 心の研究から

     懸命不動ということで、

    稲盛和夫さんと新井正明さんの対談が掲載されています。

    新井さんは住友生命の社長をされていた方です。

    安岡正篤さんに師事し、関西師友会の会長をされていたことから、

    稲盛さんとの接点が生じたようです。

    新井さんは戦争で片足を無くされましたが、

    それにめげず、住友生命の社長、会長、そして財界でも力を発揮されました。

    この対談の中からいくつか心に残ったことを記載してみたい。

    30歳半ばの稲盛さんが住友銀行頭取の堀田庄三さんにアポを取って会いに行かれた。

    もともと京セラは発足の時から京都銀行との関係性が強かったが、

    都市銀行が京セラと取引を言ってこられる状況になっていた。

    かねがね、堀田さんの発言を新聞や雑誌で読み、素晴らしい哲学を持っておられる方だと尊敬をされていた。

    それで、直接堀田頭取に会って、評価してみたいということになったそうです。

    その時の堀田頭取の言葉が、

    「あんた、考え方が老けすぎてる。

    あんたくらいのときは、遊びたい、もっと栄誉をきわめたいとか、

    いろんなことがあっていいのであって、

    幸之助だって私だって、

    若いころはもっとやんちゃで遊びもした。

    それをあんたの年でそんなことを言ってたんじゃ早すぎるよ。」

    これを聞いた稲盛さんはがっかりされたそうです。

    おそらくこれは若い稲盛さんに対する励ましの言葉だったのでしょう。

    新井さんが安岡正篤さんの言葉を引用されています。

    「スターリンでも毛沢東でも天下をとるまではいいが、

    天下を取ってからがよくないといわれましたが、

    それと同じで、会社の社長、頭取もそれまでは懸命に努力してきたが、

    そのポストに就いたら、「私」が出がちになるのではないでしょうか。」

    豊臣秀吉も天下人になるまでは、良かったが、

    天下をとってからの秀吉はいただけません。

    また新井さんはこんなことを言われています。

    『2・26事件の時の総理大臣だった岡田啓介は「総理大臣になると3つのものが見えなくなる」といったそうです。

    第一に「金」、第二に「人」、第三に「国民の顔」ということですが、

    民間でもトップになるとそういう危険性があるのではないでしょうか。』

    中村天風さんや安岡正篤さんを学ぶ会を通じ、

    稲盛さんが各界の方と広いつながりを持っておられたようで、

    新井正明さんとの対談も面白く読ませていただきました。

    大きな功績を残し名をなした人も、晩節を汚し、最後まで全うできない人を多く見ます。

    一時は小売業界でナンバー1の実績を持ち、

    名を馳せたダイエーの中内功さんも、

    バブル崩壊とともに、会社が回らなくなり、

    今はダイエーという名さえなくなりました。

    稲盛さんは社長の座に汲々とせず、後継にもきちんとバトンタッチされ、

    京セラを不動のものにされました。

    私は日本電産の永守さんが今も代表権のある会長の座に君臨されているのと、

    大きな違いがあるなあ、と感じております。

    改めて、稲盛和夫さんに学ぶことの重要性を感じた次第です。

      R2.5.5  福岡 英一

  3. 機関誌「盛和塾」13号   【岸 克行】

    <塾長理念 困難に真正面から取り組む>
    「真正面から、切迫感をもって困難に立ち向かうと同時に現実をつぶさに見る目が必要。啓示を受けるほどの切羽詰まった状況、真摯な態度からしか、真にクリエイティブなものは生まれてきません。」
    まさしくコロナ禍に見舞われ、戦後最大の恐慌を迎えようとする今、染みる言葉です。盛経塾大和の皆さんとも元気で再会を願っております。アフターコロナで社会・消費マインドが激変するところ、変わらないところを先入観持たずに解析することが重要です。
    解析といっても、研究室にこもるようなことではなく、こうかな?と思うことは試してみる。

    <塾長対談 VS龍村監督>
    「面倒くさいというと、もう何かがなくなる。」私は面倒くさいと良く独り言でも口にする。
    「みんなに心配りをし、気配りをしてみんなに良くなってほしいと思えば、なかなか面倒です。」面倒の中に大切なことがありました。面倒くさいのが当たり前。自分さえよければいい…というのであればもっと簡単。だから面倒くさくて当たり前。まずは、いままで、面倒くさい!と口にした回数分、面倒くさくて当たり前と唱えます。

    <塾長講和 企業を発展させる4つの“心の要諦”>
    1.謙虚にして奢らず 2.思念は必ず実現する 3.成長・発展する力 4.全体を調和する力 成功もしていないのに奢っている自分がいます。しかも、その時は気が付かないで、後々、ハッと思い当たることがあります。反省ある日々を続けていくしかありません。
    災難はいままでの業が消えることだから喜ぶべきとも。その程度でよかったと思えるように今の災難に立ち向かいます。

    <われ虚心に経営を語る>
    大西一興味塾生:浮き沈みの激しい芸能界で、モデルエージェンシーの経営を継続しておられます。トップクラスの事務所は、やはり考え方が地についていると感心しました。それでも、難しいのが芸能界です。

    <経営の研究>
    トップレベルの知恵だけに依存するビジネスモデルは、意外と簡単に模倣可能である。むしろ、現場の人々の知恵に依存したシステムの方が、簡単にまねされる危険もなく、全体的に大きな付加価値をあげることができる。
    まさしく、フィロソフィーとアメーバ。

    <心の研究 懸命対談 住友生命保険名誉会長 新井正明氏>
    以前、住友銀行堀田頭取との対談で肩透かしをくらったような恰好になった塾長。今回は話がかみ合い、余程下調べをして塾長との会談に臨んだかと思えば、新井会長プロフィールでは長年、安岡正篤に師事し現在関西師友会会長も務めるとありました。さもありなんという1級の知性がまじりあう対談でした。
    以上

  4. <塾長講話>

    「謙虚にして驕らず。さらに努力を。」
    「自分の能力・立場を私物化するな。」

    誰もが陥ってしまう人間の普遍的な思考パターン・行動パターンを塾長は知っておられます。

    人は成功すれば必ず心が奢り高ぶる。本人もそれに気付かないうちにいつの間に驕り高ぶるものである。
    しかし、それは中途半端な成功でしかなく、謙虚さを失った人はそこから絶対に大成できない。
    驕りが出て、謙虚さを失った人には、継続した大きな成功は成しえない。

    ではなぜ人は驕ってしまうのか?
    なまじ事業が展開できたことで、自分には才能がある、自分には商才があると思い始めるから。

    だから、自分の才能や能力や立場を私物化してはいけない。
    私に与えられた能力や立場は会社のために、あるいは従業員のためにそれを使いなさいと神様が与えてくれたものであり、自分個人に与えられたのではない。決して傲慢にならず、世のため、人のため、地域のため、顧客のため、そして従業員のために働くことを自らに課していく。

    そう思えるかどうか、そう思って努力を更に積み上げることが出来るかどうかが、大きなことを成しえる人物の最低条件であることが良く理解できました。

    <宇宙の座標軸>

    この考え方、フレームワークは今回初めて学ばせて頂きました。

    縦軸が努力・発展、
    横軸が調和(利己か利他か)

    努力+利他=「極楽」 進歩・発展しつつ皆がうまく行く事を望む。
    努力しない+利他=「植物界」 進歩発展はしないが調和がとれている。
    努力+利己=「波乱万丈」 成功はしたがいずれ没落していく。
    努力しない+利他=「地獄」 努力もせずに人の足を引っ張る。

    経営者が「利他」の心を忘れずに従業員や顧客に接するのと同じように、業界のことや未来の社会のことも「利他心」をもって考えてみる。マーケテイングや営業戦略も含めて「利他の心」を軸に絵を書き、戦略・戦術を立てられれば、企業は独善的に陥らず、順調に展開していく。

    塾長は「利他の風」を受けるという表現もされておりますが、
    「与えよ、さらば与えられん」 「積善の家に余慶あり」という古くからの言葉も同じ意味です。

    私も、「利他」を思い続け、誰にも負けない「努力」を積み続ける事で、「極楽」の位置に立てるように精進します。
    その為には日々、善きことを思い、善きことを行う。
    日々、忘れがちになる「思いやり」と「やさしさ」を私自身に言い聞かせて行動するしかありません。

    以上

  5. 機関誌「盛和塾」13号

    <塾長理念・困難に真正面から取り組む>
    「難しいが、どうしても解決しなければならないという、困難な状況から逃げてはいけません」
    「修行僧のような形相で仕事をしている状態」
    「苦しければ苦しいほど、現象をつぶさに見つめ直すという素直な姿勢が必要」
    「神のささやく啓示」
    冒頭から、まさに今の新型コロナウイルス感染症による様々な困難に対処する心掛けを教えていただいている気がします。とにかく修行僧のように切迫感を、気概を持ち、かつ冷静に素直な姿勢で対処すること。乗り越えましょう。

    <塾長対談>
    「体を形作っている何兆もの細胞が、実は心に関係している」
    「心の状態によって細胞そのものの意識状態までが、全部変わってしまう」
    「どうも細胞の1個1個に心が存在するのではないかと思う」
    「生命はすべて、大宇宙の母と見えないへその緒で繋がれている」
    「元々は同じものが、この世の中で仮の姿として違う形で存在している。すべてが存在というもので出来上がっていて、それがたまたま一つの生をもってこの地球上に生まれてきた」
    「その中で1回しかない壮大な人生という劇を演じていて、私が稲盛和夫という役を仰せつかったということ」
    もの凄く哲学的で深い話で、塾長も何度もこのような話をされていると思いますが、今回の対談及び次の塾長講話を通じて私の心にすとんと落ちた気がします。
    今号は、この内容がテーマの中心だった気がしますが、いつになくわかりやすく、頭の整理でき、有意義な回でした。
    「愛」「微細な心」、大切なキーワードかと思います。

    <塾長講話・企業を発展させるための四つの心の要諦>
    「存在としかいいようのないものが、花を演じたり、人間を演じたり、自分自身を演じさせている」
    「一生一回の芝居を演じている」
    「皆さんに与えられた才能は、会社のために、あるいは従業員のためにその才能を使いなさいと言って、与えてくれたもの。あなた個人に与えられたものではない」
    前段の塾長対談と同じことを、さらにわかりやすく言っていただいていると思います。塾長が良く言われる才能を私物化してはいけないという意味ですね。謙虚にして驕らずです。
    塾長が「会社の経営ももう駄目ではなかろうか。これ以上やれないのではないかと思うことがあった」「人に蔑まれ、いろんな中傷・非難を受け、生きているのが嫌だいう時があった」よいうことを言われていますが、この事実を知れただけでも大変な励ましになりました。
    「バクテリアとか細菌とか、人類にあまり役に立ちそうもないものも、実はこの地球全体のバランスをとるために必要なのです」
    今の新型コロナウイルスも、この地球全体のバランスをとるために出現したのだとしたら、本当に恐ろしい事です。全体を調和する力の存在、考えさせられます。
    「もし、自分の事業や人生がうまくいっていないとすれば、それは努力が足りないからです。他を恨んだり、誹謗したりするよりも、自分の努力の足らなさをこそ、反省されるべきだと思う」
    本当に厳しい中にも愛に満ちた言葉です。ここまで言い切っていただけるのは本当にありがたいです。
    「宇宙の座標軸。この宇宙には、縦軸の方向でみんなが発展するように、横軸の方向にみんなが幸せになるようにという力が働いている」
    右上の、従業員の幸せ、取引先の幸せ、地域社会をも幸せにしようという考えの人にならないといけません。そういう人は成長・発展すると同時に調和がとれているので、非常に安定した経営、また人生が送れるということです。
    「自分の心のなかで一生懸命に善きことを考えること」
    「思いというのは必ず実現する。その善の最高のことは思いやり、やさしさ」
    「宇宙には進化・発展する力があるから、努力をする人は、人生、事業とも素晴らしく発展する」
    「利他の心をもって事業展開すれば、宇宙を支配する愛とみごとな調和がとれて、人生も事業もうまくいく」
    これが、今号の答えかと考えます。愛をもってひたすら努力すること。そうすれば宇宙の法則にしたがってうまくいく。それしかありません。

    <あの日あの時稲盛和夫氏>
    森繁久彌さんの「ただ一生懸命やってきただけですよ。こつこつと遠い道を歩くようなものです。せっかくもらった人生を、どう生きていくかということはたいへん大きな問題です」という話は、今号の塾長のお話にも通じるものがあります。

    <私の好きな言葉・我ら働かんかな>
    ファーブルの文筆活動が、絶望感を克服するこの言葉の中から生まれたということ。
    まさに、今号を締めくくるのにふさわしい言葉かと感じました。
    まさに一生懸命働かんかな!
    ありがとうございました。

  6. 塾長対談
    「人間の心は偉大なことをなし得る」心に思い続ければその事業は必ず成功する。
    思い続けることが大切であると確信する内容でした。以前の職場においてあるお客さんが
    私に作物と会話できるようにならないとだめ。相手(作物)の心がわかれば自ずとうまく育てられると話されていたのを思いだしました。当時の私は何を言っているだこの人は状態でしたが、まさにこのことですね。実は今の職場でも機械に対して話しかけて心を通わせようとしています。そうやって心を通わせれば綺麗な製品が作れると信じており、これからも続けようと思います。常に明るく前向きで、心を元気にしていれば自ずとそれがパワーになり
    あらゆる事がうまく行くのでないかなと思いました。
    塾長講話
    塾長の経験による4つの心の要諦が記述されていました。
    1、謙虚にして驕らず
    世にはあらゆる思想があると思うが、今の身体は神からの借り物である。今の成功は自分の才能のおかげではなく神からの借り物でその才能を世のために人のために使う必要がある。
    と言う思想は素直に心に入ってきた。事業で成功するのも自分一人のおかげでなく会社を支える従業員、その従業員を支える家族のおかげであるという事を忘れてない。
    2、思念は必ず実現する。
    思念は業を作る、業とは原因であると言う言葉は思えばただただ実現すると言う考えをあらためてくれました。事業を成功させると言う思い抱いた時、まずその思いを成功させる原因を作ってその原因に基づき、我々は行動し、結果実現するという事であると理解できた。
    3、成長、発展する力
    4、全体を調和する力
    努力が足らなければ進化発展する力を自分のものに出来ず、愛の力を得る事もできない。
    よって世の調和を図る事ができず、結果波乱万丈の人生を歩む事になると理解できた。愛がなければ、安定と秩序を得る事ができず、利己心に包まれることになる。
    この四つの要諦を心に刻み日々を過ごしていきたい。
    経営の研究
    アメーバ系のについて知識を深める事ができた。中でも現場とトップの二段階の発想が大切とあるように現場を知らないトップがあれやこれやと発言してもそれは机上の空論にしかならない、現場の発想、知恵をトップが実行するように全員が経営に携わる、全員が会社を動かすと言うやる気をトップだけでなく現場も抱く会社作りをしなければならない。

  7. 盛和塾13号 ワキ製薬(株)脇本

    今号の塾長理念は困難に真正面から取り組むというお話。正しく今の経済状況にマッチした内容で、財務が困難な企業が多い中で、この困難な状況から逃げずに、どうやり遂げるのかを真剣に考えるのだと言われてる気がしました。

    苦しければ苦しいほど、見つめ直す姿勢が必須であり、そこまで追い詰められてこそ、今まで見過ごしていたものに気付ける“神の啓示”というお話は、自身の過去と照らし合わしても、確かにそうだったな、あの時に苦しい時に経営者とはどうあるべきなのか、ということに気付けたな、と改めて思い返しております。今、このコロナ状況化を中途半端な考えで借入だけをして、資金枯渇の先送り程度にしか考えなければ、思いついたアイデアなど無駄にしかならず、先で生きた収益を生む事業アイデアなど到底得られないのだなと反省させられた今号の塾長理念でした。
    本物のアイデアを生み出すには、本気で今の困難に真正面から戦いを挑み、寝る間も惜しんで取り組む姿勢を見せた人だけに生まれるのだなと改めて感じました。

    次に企業を発展させるための4つの“心の要諦”を拝読し、大成するための必要な考えについてのお話しがありました。

    これは塾長が常々おっしゃっていた事ばかりが詰め込まれており、私自身にとっても、経営者になった際に道標とした言葉がたくさん入っており、読んでいてまた新たに魂に火がつきました。

    謙虚にして驕らず、今日の成功は過去の努力の結果である、未来は、これからの努力で築かれる、思いは必ず実現する、これらの言葉は数多くの塾生の心を揺さぶった名言です。その名言の原点ともいうべき昔の表現で書かれた塾長の想いは、時代を超えて大きな力を私たちに与えていただいているのだなと改めて感謝の思いが生まれました。

    また、正しい努力の仕方についても今号に書かれておりました。塾長がおっしゃるように、自分が上手くいかない事を他人のせいにする、他社のせいにするということは、私も含め社員の中でもよくあることです。何か上手くいかないことがあると、外的な要因をムリヤリ作り出し、それに対してあれこれ言うという部分は人間の弱さであり、それは1ミリたりとも前進していないということです。塾長がおっしゃるように、まずは自分の努力が足りないからだ、と自省し、さらに努力を積み重ねることこそが、塾長がおっしゃる正しい努力だと改めて学びました。

    しかし、塾長は、事業が上手くいっても上手くいかなくても、どちらにしろ失敗する罠が仕掛けられているようなことをおっしゃいます。
    上手くいかないのは、努力が足りず、人をねたむ、外的な言い訳を生み出すという罠、事業が上手くいくと、人を蹴散らしてでもいいから自分の会社だけが大きくなろうという心の罠。戦略・戦術という綺麗な言葉で社員を丸め込め、実は同業他社との競争に勝ち抜くために、利己心に満ちた発想になる、ともおっしゃっています。この部分を拝読し、どちらに転んでも何らかの罠や落とし穴があるのだ、ならば、そういった罠をどれだけかいくぐるかが事業の分岐点でなのだなと感じました。その分岐点で、間違わない道に進むには、本気で従業員の幸せを考える、地域社会の幸せを願う、そうした自分を取り巻く周囲の人々の幸せを、思いやりを持って、全ての幸せを実現するために本気で取り組む経営者としての強さが問われるのだろうと思いました。その分岐点でどちらの道を選択するのか?また、その分岐点に気づかない場合もあるのではないだろうか?という疑問も生まれました。そういった分岐点を確実に見落とさない、周囲の変化に対するレーダーのような感覚も身に付けないといけないのだと学びました。常に利他の心を持って、単なる戦略・戦術ではなく、社会と従業員を幸せにできる戦略・戦術をいかに立案するか、それが、企業の成長の鍵であることを改めて学びました。

  8. 機関誌駅伝「盛和塾13号」2020.5.11締切
    (困難に立ち向かう)
    困難に面してパニックになったり平常心を失ってしまうということが若い頃には良くありました。
    さすがに最近はある程度経験が豊富になってせいか、慌てずに困難を見つめることが多少は出来るようになってきたと思います。
     稲盛塾長はいつも「どんな困難や苦労に関しても逃げてはいけない、正面から受け止める」ということをいつも教えてくださっているように思います。
    そして大変な困難だからこそ、むしろ冷静に分析するという事の大切さも教えてくださっていると感じました。
    そしてもう少し私なりに塾長の教えを解釈しますと、「天はこの困難という試練を通じて私に何を気づかせよう、何ができるようにしてやろう」と考えてくれているのか、といった視点で捉えてみることで困難の真実の姿が見えやすいということではないかと思います。
    そうして探っていくことで、正しい困難への対処法も浮かんでくると思いました。
     このような考え方をすることで「神のささやく啓示」が聞こえるのではないでしょうか。

    (塾長対談)
     ここでは心に関する様々な人々のエピソードを通じて、心の可能性について語りかけて下さっております。
     この様に一流の方々の体験談を通じて表現される心の存在、そしてその心にはステージがある様です。
     ここに出てくるメスナーさんやマイヨールさん、その他の偉業を成し遂げられる人々には共通して内面との対話があると思いました。
     その中で本当に欲望のない純粋な心のあり方、考え方へと到達されるのだと思います。
     その精神状態で判断されたことは、きっと天や宇宙や神仏の意思と合致した正しい判断になるのではないでしょうか?
     この様に謙虚に純粋たらんとする行いが、物質的な欲の世界で仕事をしている我々には必要だと思いました。
     一流の方が謙虚であるのはこう言ったことをご存知だからだと思います。

     そしてヨガであれ、宗教であれ、学問であれ、事業であれ、魂、心への深い探求であり、それは既にある程度解明されているのだと感じます。
     仮に証明出来ないことがあるからといって、これを否定する傲慢なことはあってはいけないと思うのです。
     まず、証明出来ないことは、否定もできないと思いますし、もしも魂や心が解明されているとすれば、事業の目的意義が明確であろうとする我々はそれを学ばない手はないでしょう。
     「魂や心の学びなくして事業の大成はない」と言っても過言ではないかも知れません。
     塾長は魂の多重構造や考え方といった心について、折に触れ大事に解説してくださっている理由はそこにあるのではないでしょうか?
     そして塾長は「心を高めて経営を伸ばす」とおっしゃいますが、我々は心を物質社会での活動と合わせて見つめ、そして日々瞑想や仕事、深い思慮などを通じて対話し、時には天や宇宙といったものとまで交流するという壮大な生活をするということになるのでしょうかね。

    (塾長講話)・・・企業を発展させるための4つの要諦
     塾長の対談を受けたお話かと思いますが、今度は科学も交えて解明されつつある宇宙の法則から我々の生まれてきた意味、使命を思索されています。
     私は自分に何が足りないのか、傲慢になっているのか、思い(思念)を持ってはいるがそれが何故思い通りに実現していないのか、利他的に生きているつもりではあるがそれ程大きな企業に発展できていないといった塾長の教えの理解と実践を低いレベルかも知れないが頑張ってきました。
     しかし、どうも何か足りない、それも全ての要諦に足りないのか、どの要諦か一つが大きく足りないのか考えてみました。
     全ての要諦のレベルが低いのは自覚出来てはいるのですが、決定的に違う何かを見つけたいと思いました。
     前者であれば、日々の仕事を通じた修行で少しづつ自分を高めていくことはできると思います。
     しかし、決定的に間違っている考え方があれば、努力しても自分のビジョンに現実がついて来ないだろうと思ったわけです。
     では、何がいけないのか。
     若い時、ビジョンなどなく、生きるので精一杯だった時、学ぶことに必死だったときは純粋に何か人のお役に立つことの大事さ、宗教的な利他の考え方が出来ていた様に思います。
    しかし、会社を作り仲間を募り率先垂範していながら、いつの間にか自分だけが突っ走り、社員がついて来れないで遠くに置き去りになっていることに気づきました。
    何とかついて来てくれていた幹部たちは疲弊していました。
    「え〜何でこんなにいいことをしようとしているのに、みんな疲れているのだろう?」、「私が率先垂範している俺の姿を見せればその想いに共感して頑張ってついてくるもんじゃないのか?」、「ついて来られず置き去りのメンバーは何で成長が遅いんだろう???」と全く理解できませんでした。
    かといって社員に悪い人間はいない自信がありますし、文句もあまり言わずついて来てくれていました。
    社内の雰囲気も取引先や初めて来られる人からも褒められるほどでした。
    当社の顧問はパナソニック出身でご自身も出世した人でしたが、その人に社長は頑張っているが「社員に素養がない」、「勉強させなければいけない」といわれ、研修に力を入れましたが大きな成果は得られませんでした。(成果は得られていたのでしょうが、私が満足していませんでした)
    私は若い頃から宗教や哲学や歴史位興味があり、そこで塾長のおっしゃる様な宇宙の法則や魂の話はある程度理解していました。
    私の心の中では「人は本音で熱く話し合えば分かり合える。」と信じていました。
    そして「自分と同じ様に考え、同じ様に頑張ってくれるもんだ」と思ってもいたのです。
    その後、「中小企業はそんな優秀な人材はいないから、腹を決めてじっくり付き合って育てていくしかない」と腹を括って人材育成に頑張ったりもしました。
    この機関誌で考えさせられたのは、この様な過去の点検と現在の私の心のあり方の点検でした。

    以前利他の行動をしたとしても、人に見返りは求めませんでした。
    しかし、いつの間にか盛和塾でビジョンの大事さなども学ばせていただいて、そういった経営の術を学び取り入れますといつの間にか見返りや結果を焦って求めている自分が醸成されていました。
    それに自分が突っ走っていても、そこには社員への深い愛というより同志を求めて短期間に育てようとか、何故もっとこうしないのか?と社員に求めるばかりの自分がいました。
    私は人と努力の結果の2つに対して傲慢であったと気づきました。
    それで人がついて来ていないと感じたり、成長が遅いと感じたりして、徐々に独善的になっていたのかも知れません。
    それでは頑張っても評価されていないと社員は感じて、成長の努力をやめて「ただ社長に付いて行けばいい」という風になっていたのだと思いました。
     全ての原因は自分にあるのですから、結果は甘んじて受けなければいけません。
    盛和塾の大阪でも「出来ているつもりほど怖いものはない」、だから気づきが大事なんだと教えていただいたことを思い出しました。
    勘違いの怖さを改めて感じた次第ですので、これからはさらに謙虚に学ばせていただきます。

    今回も多くの気づきと学びを有り難うございました。

  9. 第13回 機関誌マラソン 宮畑和広

    塾長理念

    「今まで見過ごしていたものを、ハッと見つけるものです。」
    これは時々ありますね。やはりうまくいく人は時間をかけてでも物事をよく見られている。自分は頭が悪いので文章や話を聞いても不安になる事が多く、そんな時はどんな時間帯であっても現場に見に行くようにしています。一回で不安なら何度でも。費用対効果が許される場合に限りますが。いろんな角度から一生懸命に見る、そうしているといろいろと「こうやればできるかもしれない」とかアイデアが湧いてくる。こういう時は嬉しいですね。しかしこの様な事をあまり苦に思わずやるにはやはり仕事を好きにならねばならないと思います。先ずはこういう経験をたくさん積み、突然入って来るその案件が魅力あるものかどうかのとっさの見極めを鍛えないといけないと思います。今回、塾長理念で拝見してスケールは全然違いますが少し嬉しくなりました。

    心の研究

    私は長年、住生さんのお仕事を今もやらせて頂いております。平成に入ってからも歴代の社長さまからの訓示でも新井様は時折お名前が出てくる方でどんな方かと思っていましたが今回、知るいい機会になりました。
    以上 ありがとうございました。

  10. 塾長理念

    痺れました。
    真正面から困難に立ち向かわなくてはならない。
    なんとしてもやり抜かなければならない。
    この一言の重みに痺れました。 
    塾長講話 経営の4つの要諦 では、第一の謙虚にしておごらず。稲盛塾長といえば、ホテルのレストランでも高価なコーヒーを飲まず、ペットボトルのお茶を飲まれる逸話を思い出します。
    弊社も運送部門不動産部門は堅調なものの、観光飲食部門が大打撃を受けており、従業員の雇用をまもるため、経費節減や、家賃減額等、拠点長はじめ、各持ち場のスタッフ総出で乗り切るべく、業務に励んでいます。
    これまで非常によかった部門だけに、本当に謙虚にしておごらずができていたか?
    常日頃からの経費節減が効いていたか、全員のスタッフがどうか?と自分に問いただすと、否と出てしまう事に反省し、以後の経営に役立てる決意をいたしました。ありがとうございました。

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